高知の山奥に移住して2年たったので「メリット」「デメリット」を語ってみる




こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。

気がつけばあっという間のこの2年。

今の旦那さんとの交際を機に、高知県は本山町という山間部に移住してきたわけですが、かれこれ2年が経ってしまいました。

24歳で旅するプータローをしていた私の環境は大きく変わって、26歳で1児の母になっているだろうとは当時の自分には考えられませんでした。

時系列で高知移住からの今を振り返ってみる

高知に移住したての頃に書いたこの記事。

ひとまず高知県に仮移住しました!
こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。以前こんな記事を書きました。参照:ジプシーとも呼ばれた無職24歳の女、高知県に移住することにしましたすると、イケダハヤトさ...

 

この当時、今いる本山町ではなくて、高知に移住する最初の場所となったのは、安芸市にあるはたやま夢楽でした。

はたやま夢楽で1ヶ月の住み込みバイトを終えて、本山町へ仮移住。

ここで「仮」の移住としていたのは、住む物件も仕事もなにも考えず、そのまま決めない状態でとりあえず来ただけだったから。

2016年1月〜3月

地元の有機農家さんのもと、農業ボランティアをやりつつ、木工会社でアルバイト

2016年4月〜

地域おこし協力隊の農業振興員として勤務スタート

2017年5月

山師の旦那さんと入籍

2017年9月〜

妊娠を機に産休に入る

2017年11月

第一子出産

と、まあシンプルに振り返ってみるとこんな感じ。

でも本当に濃い2年だったわけです。

移住前にやりたかった、「かまどづくり」「狩猟」「畑」「米づくり」「ニワトリを飼う」「自分の家をDIY」「薪風呂」なんかにも手をつけることができて、それがどんどん自分の暮らしの一部として馴染んできたなあという感覚があります。

高知の嶺北(れいほく)地域に移住してつらいこと

わたしが今住んでいる本山町は、近隣町村の土佐町、大川村、大豊町を合わせて「嶺北(れいほく)地域」と総称されています。

車があればすぐに行けてしまう距離なので、隔たりなく他の町村の方とも交流があったりします。

そんな嶺北(れいほく)地域に共通して言えるこれらのデメリットならぬ、つらいことを挙げてみました。

医療問題

なによりこの地域に総合病院があるにも関わらず、産婦人科や皮膚科がないのが辛いところ…。

あと田舎の病院では断られるケースもあり、結局都市部まで行かないといけなかったりするので、いざというときにこの壁にはぶち当たっております。

車がないと生きていけない

これは私の生まれ故郷である滋賀県でもほぼ同様のことを言えるし、多くの地方では同じ状況があるかと思います。

車がないと辛いな…と感じたのは、妊娠中や産後すぐのことでした。

自分で運転できないとなると、本当に誰かに連れていってもらうしか交通手段がないので、買い物やちょっとした用事を済ますのにも一苦労。

何かをすることにおいて腰が重くなってしまうというのはもったいないけど、どうしたってそうなっちゃいますね…。

湿気がとにかくひどい

山間地であるので、日当たりがあまりよくない上、長雨が結構あるんですよね。

ここに来て、カバンや靴をはじめ、食料、ドライフラワーなどあらゆるものがカビました。

竹炭や除湿機だけではもはや追いつかない、この湿度問題をどうにかしたい…。

高知の嶺北(れいほく)地域に移住してよかったこと

好きなことをどんどんやらせてもらえる土地柄

これはうるさいほどに方々で語ってますが、とにかくここらの人は器が大きい!

セイカ
狩猟をやりたい、お茶をつくりたい、かまどをつくりたい、お米作ってみたい…

などと言えば、誰もそれを否定する人はおらず、むしろ背中を押してくれる言葉をかけてくれるんです。

好きな人にだけ囲まれて暮らせる

こういう地方ってご近所さんとの付き合いとかが結構ありそうで、大変なイメージを持っている人も少なからずいることでしょう。

事実として、ふつうに近所のおじいちゃんおばあちゃんたちが、「いるかよ〜」って言いながら部屋の中に勝手に入ってきたりすることもあります。

わたしはそういう関係性がとっても好きで、むしろ気にかけてもらっていることが嬉しいし、最近では息子が生まれてますますそういう機会が増えました。

距離が近いということはいいこともあれば、ともすれば嫌なところも見えてきて人間関係に亀裂が入るなんてこともあります。

わたしもこの地域に引っ越してきて、衝突してうまくいかない人もいますが、それはどこへ行っても同じことで、「みんな仲良く」を強制するほうが無駄で、自分が好きな人とだけ関わっていればいいんです。

変に遠慮したりしながら関わるほうが自分を消耗するだけで、この自然豊かな環境にきてまで疲弊する必要なんてないんですよね。

意外と不便は少ない

本山町と土佐町の中心地には国道439号線が通っており、ホームセンター、コンビニ、スーパー、美容院、ガソリンスタンド、直売所、総合病院、役場、図書館など暮らしの中で必要なものはたいていここで足りてしまうのです。

どうしても売ってないものなども今では簡単にネットで注文することもできるし、車で高速を使えば1時間弱で高知市まで出られるので、そこまで行けばだいたいのものは手に入ります。

食べものがおいしい

なによりも高知に移住したメリットとして挙げたいのが、食べ物のおいしさ。

海の幸、山の幸どれをとっても素材がとにかくいい。

そこらへんに自生しているものも、食べれちゃうし。たとえば冬苺。

それと野菜が安くて新鮮でおいしいんですよね。

その安さは、若手農家さんの参入を考えれば良し悪しがありますが。

あとは狩猟をしていれば、1頭とれば冷凍庫がパンパンになるほど鹿肉で埋まることもあります。

このへんは原木椎茸の生産地としても有名なので、原木椎茸のとにかくおいしいことったら、菌床しいたけでは満足できなくなります。

他にも、寒暖の差や山水で作られるお米もうまみがあっておいしいし、食がとにかく豊かなので、食べることが大好きなら高知県は天国です。

生業をいくつでも持てる

この山間地に住んでいる人って、いわゆる「半農半X」「半林半X」的な働き方をしている人ってごまんといるんですよね。

かくいう、我が家の旦那さんも普段は山師の仕事をしていますが、夏場は花火師、時にはペインターとして働きに出たりしています。

わたしはまだまだ仕事を模索中ではありますが、直売所では我が家も土佐ジローの卵を出荷したり、今年からはお米も少しネット上で販売も考えています。

息子を育てながらでもできる、自然に寄り添った仕事をつくりたいなあ。

まとめ

このページを見てくださっている方の中には、高知県へ移住を検討している人も多かろうと思います。

ここでは、高知に移住するメリットやデメリットを語りましたが、以前こんな記事も書いたのでよければ合わせてご覧ください。

本気の田舎暮らしをするなら、高知に移住を全力でおすすめする理由3つ!
こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。今日のテーマはこちら。大好きな地元である滋賀県を離れ、高知県に移住してもうすぐ2年。わたしが住んでいる地域は、「本山町」...

 

少なくとも高知に移住してみて、この地域の人柄や空気感、環境がわたしにはとても合っていました。

だからこそ、あらゆるポジティブな事柄が起きやすい気がしています。

自分の人生ってどう転がるかは自分の選択次第

セイカ
高知に移住していなかったら、今頃どんな暮らしをしていたんだろう。

って時々思うんですよね。

24歳で高知に移住しましたが、その前の年の23歳までは本気でカナダに永住しようと考えていました。

そのために高校では英語専攻、大学ではフランス語専攻の学科に通っていたくらいで、カナダにも通算2年くらいは住んでいたことになります。

それが、たまたま一時帰国で参加した、高知で開催されたワークショップで今の旦那さんと出会ったことで、人生がガラッといい意味で変わりました。

大好きな旦那さんと、たまに発狂しそうにもなるけど愛おしい存在の息子、そして愛犬、ニワトリ、カモに囲まれて、自分たちの理想とするライフスタイルを追求しながら作り上げる暮らし。

これが今なによりも自分にとって、とてつもなく大事で、この環境に自分の身を置いていることがしあわせなんですよね。

人生って、本当にちょっとしたことで全く違う方向に進むからこそ、おもしろいなあって思います。

いつでも自分の心の声に耳を研ぎ澄ませて、悩みながらも「これだ」と思う方向をこれからも突き進んでいくと、おのずといい方向に人生は向いてくる。

今後のセイカの暮らし

今は地域おこし協力隊の産後休暇中なんですが、ちょうど来月からは育休に突入します。

現段階では、息子が1歳になる前日まで育休をとれるので、そこまでめいっぱい育休に入る予定でいます。

「子どもが生まれてきたからできないこと」はなく、「子どもが生まれてきたからできること」をたくさん増やしたいし、そこを増やしてキラキラしている自分でありたい。

自分自身も親が自由にやりたいことや夢を追ってる背中を見て刺激を受けた人間なので、余計にそう思うんですよね。

そのためにも、地域おこし協力隊に復帰したら、最後の1年という限られた任期の中で、自分がやりたいことをとことん追求して形にしていきたいと思います。

子どもも2人目が欲しいなあ、なんて思いますが、仕事も育児もいいバランスを保っていけたらなあ。

そんなことを思いながら、日々の中の手仕事も大事にしつつ、これからも自然に極力負荷をかけない暮らしを選んでいきたいです。

それでは今回はこれにて。ではまた!









ABOUTこの記事をかいた人

91年滋賀県生まれ。本山町地域おこし協力隊、 猟師見習い、フォトグラファー、ライターやってます。 カナダに永住する予定が、高知に移住し、山師の夫と結婚。0歳の息子と3人で山暮らし。 自分らで切った木で家をセルフビルドするのが直近の目標!