2019年6月22日に第二子を出産し2児のママとなったセイカ(@seyca_ktd)です。
産婦人科ってどういう基準で選べばいいのか、めちゃくちゃ悩みますよね。
一人目の出産時は、母乳育児推奨・自然分娩の病院がいいなと思って、その中でも近場の病院を選んだのですが、よくよく考えてみると、もっとしっかり事前に友人のママさんや口コミを調べておけばよかったなあ、と思うことも多々。
そんなわけで、私が実際に妊娠して通院、そして出産しての経験をシェアすることで、産院選びの参考になれば嬉しいです。
この高知市一宮にある「浅井産婦人科」は予約制ではないので、行きたい時に行けるのが最大のメリット!
今回ご紹介するのは高知市朝倉にある「高知ファミリークリニック」という、こちらも個人でされている民間の産院です。
こちらで第二子を産んだ時のレポートも書いているので、ご興味ある方は読んでみてください。
目次
第二子出産に「高知ファミリークリニック」を選んだ理由
第一子を出産した浅井産婦人科も個人病院でしたが、個人病院はなんといってもアットホームでご飯がおいしい!
その上、浅井産婦人科は出産後に『お祝い膳』という豪華なディナーも食べることができるのですが、今回選んだ「高知ファミリークリニック」はお祝い膳はないものの、口コミもよく、一度訪れていい雰囲気だったので、ここに決めました。
簡単にまとめてみると、私が第二子出産に「高知ファミリークリニック」を選んだ理由は以下。
・NSTも長時間ではなく、問題なければすぐに終わるので時間に無駄がない
・看護師さんの雰囲気も良く、先生も優しく質問しやすい
・個室がメインで、部屋にトイレとお風呂つき
・家族も一緒に泊まれる
・立会いは夫だけでなく、家族なら誰でもOK
特に家族が一緒に泊まれるという点は、上の子がいると余計にありがたいポイントで、迷わずここにしました。
「高知ファミリークリニック」で健診から出産まで
定期健診
健診の回数は基本的にどの病院も同じです。
最初は1ヶ月に1度、それが7ヶ月目に入ると2週間に1度になり、臨月になると毎週行くことになります。
主には男性の先生が見てくれますが、曜日によっては女医さんが担当の日もありました。
健診内容は、血圧測定、尿検査、体重測定、内診、診察が毎回あります。
ある程度お腹が大きくなってきたらお腹のエコーとNSTというお腹の張り加減をみるようにもなります。
はじめて健診に行く方向けに、ぜひ知っておいてほしい情報をまとめた記事もあるので、こちらも参考にどうぞ。
出産までの流れ
浅井産婦人科も同様だったので、やはりどの産院でも基本は同じです。
今回は破水からのお産だったので、破水したら陣痛なくてもすぐに産院へ向かいます。
ちなみに陣痛からはじまる場合だと以下のようになります。
1.陣痛が10分間隔になったら産院に電話する
基本的にどこの病院でも一緒ですが、陣痛の間隔が、初産の人だと10分間隔くらいになったら一度病院に電話をかけます。電話をするのは、妊婦さん本人なんですが、その電話の声の様子などをみて今すぐ病院にきてもらうかなどを助産師さんが判断されます。
いつから陣痛がはじまったか、どれくらいの間隔か、痛みの強さ、自宅から病院まではどのくらいの距離か、などを聞かれるので、陣痛アプリなどを使って間隔を測っておくのがベストです。
2.産院へ向かう
入院の準備をして、そのまま産院に向かい、産院に到着次第、前あきのパジャマに着替えます。
3.助産師さんによる内診
その後すぐに助産師さんによる内診が行われ、子宮口がどれくらい開いているかを助産師さんが手をつかってみてくれます。
4.陣痛に耐える
それからそのまま陣痛室に行き、わたしの場合は旦那さんに見守られながら陣痛に耐え続けました…。陣痛時もちょこちょこ助産師さんが様子を見にきてくれて、声かけや背中をさすったりしてくれました。
5.子宮口が開ききる寸前に、分娩室へ移動
そして子宮口が8~9cmくらい開いてきたら、動けるうちに分娩室へ移動し、いよいよ出産の準備!あとはそれぞれの妊婦さんがお産を赤ちゃんと力を合わせて頑張るのみです!
産後のケア
「高知ファミリークリニック」では産後に希望すればいろんなケアをしてくれます。
たとえば、
- 早期母子接触(カンガルーケア):産後すぐに胸元で赤ちゃんを抱っこする
- ドライテクニック:赤ちゃんの身体についている胎脂を極力拭き取らずに過ごす
などなど。
母乳育児を推奨されている病院ということもあり、授乳の指導も徹底されています。
他には、外陰部・乳房のケアやオムツ交換のやり方の指導など、わからないことがあればナースコールを押せばなんでも教えてもらえます。
退院時にもらえるもの
- 出生証明書・母子手帳
- へその緒の箱
- 分娩時のDVD
- 赤ちゃんの成長を記録できるアルバム
- K2シロップ12包
退院後
退院後も母子の様子を見るために、何度か産院へ通う必要があります。
私の場合、出産した子どもが黄疸の数値が高かったこともあり、3度通いました。
通常であれば、「2週間健診」「1ヶ月健診」の2度通うことになります。
2週間健診は赤ちゃんの健診、1ヶ月健診は母子の健診です。
「高知ファミリークリニック」の産後の入院生活
産後は基本的に母子同室なので、ゆっくり休みたい人にはしんどいかもしれません。
でも、少しでもしんどいと思ったらもちろん看護師さんに頼ることができるし、個人的に母子同室は大変ではあったけど、退院後にはリズムができていたので、家族の協力を得られる人であれば、母子同室はおすすめです。
入院部屋の様子、設備
実際に入院した部屋はこちら。
光線治療中の産後すぐの我が子が写り込んでいますが…
前期破水して、すぐに入院してから陣痛待ち、陣痛が進むのを待つのもこの部屋でした。
いわゆる陣痛室というのはないようで、基本的には宿泊する予定の部屋が陣痛室となります。
しかし、この部屋がまためちゃくちゃ快適で、部屋内にトイレとお風呂つき。
基本的に自分の好きなタイミングでお風呂が入れるというのも、ありがたかったです。
また部屋内には、ソファーベッドとなる大きな椅子もあります。
父親と子ども1人くらいなら余裕で泊まれます。
布団が必要な時のみお金がかかりますが、基本的には無料で同室に宿泊可能。
部屋にはテレビ、ミニ冷蔵庫、ロッカーがあります。
授乳クッションと円座も無料で貸し出しあり。
また部屋内には、「なんでもノート」と称された自由帳があり、お産を終えたママたちのリアルな声が読めて、時間があるときに読むとすごく励まされます。
入院中の食事
基本的に「高知ファミリークリニック」の食事は母乳の出やすいようにするバランスとれた食事、ということで和食です。
お祝い膳などもないですが、朝昼晩の3食と手作りおやつも毎日食べられます。
入院中は、あらかじめメニューが決まっているようでメニュー表ももらえます。
どの料理も味付けがちょうどいい感じで、どれもおいしく、毎回完食でした!
朝食も、うるめいわしが出たり、めちゃくちゃ健康的な朝ごはん!
こちらは夜ごはん。煮魚やおすまし、長芋の和え物など。
朝は8:00、昼は12:00、夜は18:00に食事を運んできてもらえ、おやつは15:00にあります。
おやつも蒸しパン、ホットケーキ、ミルクゼリーなど、病院で作られたんだなあという手作り感たっぷりの優しい甘さのおやつでした。
入院費用
なんといっても気になるのは、入院費用。
経産婦だったので、初産婦さんよりも1泊早く退院するため、ひょっとしたら金額が多少は変わるかもしれませんが、参考程度にしてみてください。
出産育児一時金42万円の金額内ではおさまらないため、退院時には、56,060円を自腹で支払いました。
ですが、そのあと3万円は乳幼児医療受給者証の提示で返金されたので、実際自分で払った金額は26,060円。
内訳は以下の通り。
室料差額 10,000円
分娩介助料 284,000円
新生児管理保育料 24,400円
産科医療補償制度 16,000円
その他 15,760円
一部負担金等 7,900円
合計負担額 446,060円
そのうち42万円は国のお金で支払ってもらえるので、本当にありがたい限り…
検診中にレンタルするCDを退院までに返却できない場合は、預かり金3,000円も支払うことになるので、これも注意。
「高知ファミリークリニック」を選んでよかった点
先生の診察が親切・丁寧でとにかく好印象
第一子のときの病院の先生が結構さっぱりした方で、あまり話をしない感じだったこともあり、今回お世話になった「高知ファミリークリニック」の先生はとにかくよく話をしてくれます。
土佐弁でめちゃくちゃ早口なので、聞き取りが大変でしたが…。
家族に対して説明が丁寧でやさしい
正直ここが一番ありがたかった部分でした。
子連れで行っても大丈夫なように、子ども椅子が設置されていたり、内診室に夫や子どもも入ることができます。
家族ありきの出産ということをなによりも大事にされている印象で、いかに産後の子育ても孤立しないで、夫も一緒に子育てをし、上の子にはどう接するのがいいのかなど、本当に丁寧に説明してくださいました。
産後、家族も同室に泊まれる
これもめちゃくちゃ助かりました。
母子同室なので、ちょっとトイレに行ったり、シャワーを浴びたりするときも夫に安心して任せられるので、急いで出ていなかくても、ゆっくり過ごすことができるのはありがたかった…!
予約制だから待ち時間が短い
体重測定や血液検査、診察、エコーなどすべてひっくるめて、どんなに長くても2時間程度で終わります。
そのときの予約状況と受けないといけない診察内容によりますが、一番早い時だと15分で終わったことも…!
黄疸の数値が高い場合でも、転院せず同室で治療できる
出産した娘も黄疸の数値が高かったのですが、同室で光線治療をしながら過ごすことができたのはありがたかったです。
病院によっては、光線治療するための設備が整っていないこともあるようなので、実際に入院してみないとここはわからなかったポイントでした。
「高知ファミリークリニック」を選んで悪かった点
自宅から遠い
悪かった点といえば、もうこのひとつだけです。
我が家から産院まではちょうど2時間、高速道路を使って1時間半ほどかかるので、陣痛始まってから病院に間に合うか、臨月になってからはドキドキしっぱなしでした。
結局間に合ったのでよかったですが、やはり近いに越したことはないですね。
「高知ファミリークリニック」ではソフロロジー出産を推奨!
「高知ファミリークリニック」ではソフロロジー式分娩を推奨されていることもあり、妊娠中にはイメージトレーニングをするためのCDやDVDのレンタルがあります。
ソフロロジーとは、リラックスできる音楽を取り入れながらエクササイズやイメージトレーニングによってお産を前向きに捉える出産方法のこと。
その音楽の入ったCDを毎日3回は聞いてね、と言われていたものの、なかなかそうもいかず、結局叫ぶお産になってしまいましたが…
「高知ファミリークリニック」はこんな人におすすめ
実際に妊婦検診から受けて、出産までを経験して、私が思う、おすすめな人はこんな感じ。
- 出産時に家族も立ち会ってもらいたい
- 産後、家族みんなで同室でゆったり過ごしたい
- 妊婦検診から家族が同行し、診察時の説明も一緒に聞きたい
- おいしいごはんが食べられる産婦人科がいい
- ソフロロジー出産をしたい
- 産後、母子同室で過ごしたい
- 母乳育児をしたい
- 自然分娩で産みたい
というような方であれば、「高知ファミリークリニック」はかなり相性いいかと。
当記事が高知での産院選びの参考になればうれしいです。
それでは今回はこれにて。ではまた!
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