こんにちは!本山町地域おこし協力隊だけど、現在育休中のセイカ(@seyca_ktd)です。
「地域おこし協力隊しながら、育休取得」というごく稀なケースなのですが、やっぱり協力隊任期中に妊娠する女性が多いのか、よく問い合わせをもらったり、それに関する記事がよく読まれています。
「どうやって上司を説得したんですか?」
「うちの行政は前例がないからダメだと言っていて…」
基本的には雇用側が手続きをしてくれることが多いですが、業務が忙しかったりすると忘れられそうだったり、申請を自分ですることを前提に育休取得という会社もあるようです。
ということで、地域おこし協力隊の任期中でまだ協力隊やめずに、保育所に預けられるようになったらまた復職したい意志がある方はぜひ諦めずに以下のステップを踏んでいってください。
目次
育児休業給付金を取得するための条件
育児休業給付金とは、仕事に復帰することを前提にもらえる給付金となるので、離職を考えているのであれば、そもそも取得対象にはならないので気をつけてください。
ただし取得する上で注意点として、ちょっとした条件があります。
育児休業給付の受給資格は、育児休業を開始した日前2年間に被保険者期間が12か月(※)以上必要となります。
なお、育児休業を開始した日前2年間に被保険者期間が12か月(※)ない場合であっても、当該期間中に第1子の育児休業や本人の疾病等がある場合は、受給要件が緩和され、受給要件を満たす場合があります。ただし、育児休業開始時点において、有期雇用労働者(契約期間の定めのある方。以下同じ。)の場合は、別途要件(問3参照)があります。
(※)育児休業開始日の前日から1か月ごとに区切った期間に賃金支払いの基礎となった日数が11日ある月を1か月とする。
ちなみに私は就任してから、ちょうど1年半が経ったころから産休に入りました。
自分で育児休業給付金を申請するためのステップ3つ
基本的にわからないことはハローワークに聞きましょう!
雇用側に聞いても、自分で申請している時点で、雇用者は何もわかってないと思うので、ハローワークに聞くのが適切です。
1.ハローワークにいって書類を揃える
・申請書類(雇用保険被保険者休業開始時賃金月額証明書、育児休業給付受給資格確認票、育児休業給付金支給申請書)
・母子手帳(出生欄のコピー)
・受給条件にかかる1年間の賃金台帳、出勤簿
・振込先通帳(育休給付金を振り込む先の見開きページのコピー)
以上が、育児休業給付金をもらうために提出する必要物になります。
書き間違えると、訂正印で雇用側の押印が必要な箇所があったりするので、わからないところは空白でハローワークの方に教えてもらって書くのが確実です。
2.雇用者に必要書類を準備してもらう
受給期間中の1年間の賃金台帳・出勤簿や、申請書類に雇用側が押印する必要箇所があるので、そういったあたりは雇用側とやりとりする必要が出てきます。
3.書類を期間内に提出
この第一回目の申請ですが、期限があり、育児休業期間に入ってから起算して4ヶ月後の末日までとなっていますので、この期間内に申請するように気をつけましょう。
その後の手続きは2ヶ月に1度!
基本的に育児休業給付金は2ヶ月に1度の振込になります。
なのでそれに合わせて申請を行うことになるので、ご自身ですべての申請をする場合は2ヶ月に1度、ハローワークに出向いて申請をする必要があります。
2回目に必要なものは以下の通り。
・申請書類(育児休業給付金支給申請書)
・賃金台帳、出勤簿(申請書類に記載した期間中に関するもの)
その際に再び雇用側にやってもらうこととして必要となるのは、
- 賃金台帳、出勤簿の発行
- 申請書類に押印
ですね。
そしたらまたその書類をハローワークに提出して、振込を待てばオーケーです!
育休は基本的には子どもが1才になる前日まで取得可能!
育休は子どもが1才になる前日まで取ることができます。
しかし、私の場合は、保育所がいっぱいで入所できないため、やむをえず1才半まで取得することになりました。
ちなみに一体いくらもらえるの?
結構もらえる額の多さにびっくりします。
・平均して月額15万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額10万円程度、6か月経過後の支給額は月額7,5万円程度
・平均して月額20万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額13,4万円程度、6か月経過後の支給額は月額10万円程度
・平均して月額30万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額20,1万円程度、6か月経過後の支給額は月額15万円程度
育休期間入って6ヶ月目までは、休業開始時賃金日額×支給日数×67%、6ヶ月後は50%もらえるのです!
働く女性すべての人が使える仕組み。うまく活用して自分らしく生きよう
というわけで、以上、育児休業給付金の申請方法をお伝えしてきました。
わたしの所属する役場は幸いにも、理解のある方が上司で、ここに記載したこともすべて代理で行ってくれていますが、どうしても「自力でやってくれ」という雇用者もいると思うのです。
そんなときでも「なんだかよくわからんし、やめておこうかな…」となってしまうと、もらえるはずの大金が入ってこないことになるので大損…!
乳児の子育てって本当に想像を絶するほど大変なので、ちょっとでも生活に余裕をもてるくらいにしておいて、子どもにも愛情たっぷりかけてあげたいですね。
お互いに、子育ても仕事も楽しくやっていけるよう、ゆるくがんばりましょう!
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
それでは今回はこれにて。ではまた!