こんにちは!新米猟師のセイカ(@seyca_ktd)です。
現在はわな猟のみなのですが、この度銃猟もやってみようと現在「銃の所持許可」を取得している途中です。
今回は、射撃教習編。
射撃教習を受けるまでに、警察との面接や書類のやりとりなどがすでにたくさんありました。
これまでに受けたものといえば、銃猟等初心者講習会。
試験もあるので、上のリンク先の記事にポイントをまとめておきました。
これから初心者講習会を受ける予定のある方は参考にどうぞ。
目次
銃猟の所持許可を取得するまでのステップ
銃猟を所持するために、銃刀法で定められているのは、
- 銃猟等初心者講習会を受講し、試験を通っている
- 実技である射撃教習において、技能検定で合格する
以上の2点は必須項目となります。
最初に受けることになる初心者講習会で合格すると「講習修了証明書」というのが即日発行され、3年間有効。
私はこの間に妊娠、育児をしていたこともあって、1年ぶりに銃の所持について動き出したので、銃猟の所持許可を取得するのに人一倍時間がかかっています。
講習会を通れば、「教習資格認定書」という射撃教習を受けるための手続きに入ります。
・申請人の写真2枚
・医師の診断書
・住民票
・身分証明書(本籍地の市町村役場が発行するもの)
・経歴書
・同居親族書
・手数料 8,900円
申請してから、許可が降りるまでは約1ヶ月ほどかかります。
その間に、近隣住民への聞き込み調査、いわゆる身辺調査も行われます。
その後、「教習資格認定書」の準備ができたとの連絡を警察からもらい、受け取りに警察署へ。
その際に「火薬類等譲受許可証」の申請をする必要があり、手数料2,400円も支払います。
ここまでこれば、あとは射撃教習を受けるクレー射撃場へ予約の電話をするだけ。
私は今回、高知県香美市にある高知クレー射撃場へ受けに行きました。
高知クレー射撃で射撃教習を受けてきた
今回お世話になったのは高知クレー射撃場。
高知県香美市にあり、銃砲店がやっておられます。
入口が少しわかりにくいので、何度も通り過ぎてしまいました…。行かれる方はご注意を。
当日の服装
いわゆる作業着で射撃へ向かいました。
冬の寒い時期だったので、
- シャツ
- パーカー
- ダウン
- 登山用ズボン(作業用)
- スニーカー
- ニット帽
という感じです。
射撃場では、弾をいれるためのチョッキを貸してもらえるのですが、あまりに着膨れしすぎているのでチョッキが着れないかも…
あとは防音用のイヤーマフは無料で貸してくれます。
当日持っていく必要なもの
あらかじめ電話で確認して言われたものは以下の通り。
- 火薬類譲受許可証
- 講習会修了証明書
- 教習射撃代 36,000円 +25発追加するなら4,000円
とのことでした。
射撃教習のスケジュール・受講時間
射撃教習は基本的に3時間。
座学と実技に分かれますが、座学はだいたい1時間ほどあります。
実技が終わる時間は個人差がかなりあるようですが、私はだいたい1時間半くらいで終わりました。
個人で教習をしてもらえる射撃場で、一般客が来られる営業時間前に済ませられて、誰にも見られず教習できたのが緊張せずにすんだのでよかったです。
射撃教習の内容
射撃教習の内容は
- 座学 → 銃の構造、銃の危険性を中心に説明を聞く
- 実技 → 銃の解体、点検、持ち方の動作確認後、実際に射撃場に入って、構え方と弾の出し入れのシミュレーション。その後実際に実包をいれて、発砲の練習。
という流れでした。
実際に弾を撃つ数は、練習で50発、本番の試験用で25発は最低限撃つことになります。
しかし練習中に、思ったよりもお皿に弾が当たったので、これならイケる!ということで試験にスムーズに入ることができました。
射撃教習での試験結果
最後の25発は試験として、チェックされています。
合図を出すと、お皿を飛ばしてくれるので、そのお皿を割るようにめがけて弾を撃ちます。
25発中3発当たれば合格。
練習では1回目が25発中2発、2回目が25発中5発当たり、本番では25発中4発当たったので無事に合格!!!
射撃教習って女性でもできるの?体力的に大丈夫?
銃ってめちゃくちゃ重たいんですよね…。
空手を長年習っていたし、その頃に培われた筋肉をもとに、日頃13kg級の息子を抱っこしたり、肩車したりしているから、日々筋トレをしているようなもので
と、わりと楽観的に考えて射撃場へ行きましたが、ナメてました…。
最初の25発だけでもすでにバテそうな勢いで、その日中に75発なんて絶対無理だ…と弱気になっていた私にさらに、射撃場の方の一言が拍車をかけます。
「やっぱり女性は1日では厳しいですよ。できたらもう1日設けて、無理せずやりましょう。男性でも4日かかった人もいますから。」
とはいえ、幼い子どもを預けて晴れの日に射撃場に出てくることなんて、滅多にできることではないし、気合いでなんとか終わらせたい…。
その旨を伝えた上で、やっぱりなんとか今日中にやることに。
休憩を挟みながらやると、不思議と腕の体力は回復するもので、なんとか75発を無事に撃ち終えることができました。
スケジュールには余裕を持って、無理せず、射撃に集中できる環境をつくることがとにかく大事です。
射撃教習に合格したら?その後にやること
合格したら即日に「教習修了証明書」を発行してもらえるので、それと合わせて必要書類を持って銃所持の手続きを行います。
ここから先は基本的に書類手続きや、ロッカーの確認をしに警察の方が見にこられたりするくらいで、そこまで気重になることはありません。
とはいえ、すぐに銃所持をしたい方は、最低でも1ヶ月はここからかかるので、なかなかもどかしい気持ちになるかも…。
ちなみに今回発行してもらった「教習修了証明書」の有効期間は1年間になっています。
最後に
というわけで、以上、銃所持をする人は必ず通る道である、教習射撃についてのレポートでした!
教習射撃を担当してくださった方がめちゃくちゃ丁寧な指導をしてくれて、本当にありがたかった…。
今回わたしがお世話になった「高知クレー射撃場」は随時受付してくれますが、射撃場によっては人数をある程度まとめて行うところもあるようなので、必ず電話で確認をするようにしてください。
それにしても、初心者が75発も弾を打つと、アゴや肩にあざができて、翌日は筋肉痛で倒れ込んでしまいました。
でも!
今回で教習射撃も終わったし、銃を所持するまではまだ時間がかかるけど、所持できるようになったらしっかり射撃場でも練習するぞー!!!
それでは今回はこれにて。ではまた!
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