こんにちは!田舎暮らし5年目に突入しました、ばたやん(@bata0508)です。
まずは我が家のトイレ事情から。
そんな理由もあって、土に還すこともできるというので「コンポストトイレ」を作ることが家族会議で決定したのです。
- コンポストトイレをつくりたい人
- コンポストトイレって聞いたことあるけど気になるって人
- うんちが水で流してどこへ行くのか気になって仕方がない人
こんな人は参考になるので、読みすすめてみてください!
目次
とうとうコンポストトイレをつくってみたよ
という、セイカの雄たけびを聞いたのはいつのことだったか…。
作業は遅々として進まず、時は流れ、はや半年が過ぎようとしていた…。
民泊の受け入れ日が迫り、突然のバトンタッチ!
…ということで、作りましたコンポストトイレ!!
コンポストトイレが!!!!
ついに!!!
できた😭😭😭😭😭
しかも念願の室内…!
使ってない一部屋つぶしてトイレルームになりました🚽
夫すごい😭✨ pic.twitter.com/Mg6fLC0QGG
— セイカ | 高知で田舎暮らし (@seyca_ktd) 2018年9月3日
基本設計以外、全部一から作りなおしで、ぜんぶで2日間かかった作業の内容をまとめてみましたのでご覧ください。
コンポストトイレってなに?構造をサクッとご紹介
先にざっと構造の説明をしておきます。
電気はもちろん、極力水を使わずに、微生物の力で糞を分解させて土に還すことのできるトイレが「コンポストトイレ」と我が家では定義づけています。
臭わないトイレを作るには、いかに「おしっこと、うんちを分ける」か。
ここにつきる訳ですが、幸運にも少なくない数のコンポストトイレユーザーを知人に持つ環境にあり、しかもネット経由でもじゃんじゃん情報公開してくれている偉大な先人もおるので、詳細は思い切って割愛!
偉大な先人「ecoバカ実験室」のもーりーさん、ありがとうございます!
コンポストトイレといえばこの方!って感じなので、本当にどの記事もわかりやすい!
簡単にいうと、おしっこはジョウロの口を加工して、ホースでポリタンクに誘導し、ウンチは直接「自然にカエル」へ、という設計です。(ちなみにこの辺は知人の丸パクりです)
コンポストトイレを作るにおいて、より発酵を進めるためにも「攪拌のしやすさ」はめちゃくちゃ大事で、そこの問題を解消してくれる優れた生ごみ処理機なのです。
コンポストトイレのつくりかた!ステップ踏んで説明していく
DIY好きがこうじて、ゆくゆくはマイホームも夫婦で建てたいと思っている僕ですが、何を作るのでも、一番大事なのは「設計」です。
※今回つかった便座は自作したものですが、ネットでも木製便座はたくさん売ってるので、時短ならそれを使うのもひとつです。
制作日数は2日!まずは設計から
全行程2日のうち、設計であーだこーだ考えている時間が半日ほど。
そんなに経験値があるわけじゃないので、ある程度方向性が決まったら作りながらのヒラメキで方向転換をしていくってのも、仕事ではないDIYの醍醐味でもありますよね。
ということで、設計を元に作業開始!
1.骨組みを作る
いろんなやり方があると思いますが、僕はまず骨組みを作って、1/1スケールを実際に見てみることから始めます。ここで結構アイデアが出たりします。
2.側面に板材を釘打ちしていく
そして、さらに側面にペタペタと板材を釘打ち。
ちなみに今回はトイレということで、水に強いヒノキ(自家伐採・自家製材もの)を多く使用しています。
3.防水加工には「透湿防水シート」
今回のポイントは「普段使いも快適で、持ち運びできるコンポストトイレ」。
底面は板を貼らず、透湿防水シートのみで軽量化をしてみました。
4.おしっこタンクの取り出し専用扉をつける
おしっこのタンクは前からも出せるように、扉をつけてみました。
ちなみに、この扉部分・足ふみ場・天場は、以前自宅をリフォームしたフローリングの材料の残りで、スギの水性のステイン塗装をしたものを使いました。
蝶番やビスなどの小物以外は、ウチにあるもので作成しています。
5.塗装する
大体のパーツが揃ってきたところで、次は塗装に入ります。
今回使用したのは「亜麻仁油」です。
塗料、というか食用油にもなるものですが、他にもえごま油や紅花油なんかがいいようです。
サクラの板で自作した便座とフタですが、便座の方を一部塗ってみました。
しっとりとイイ色になり、木目も際立つんですよね~。
せっかく木を使うならこの「オイルフィニッシュ」という手法はオススメです。
ちなみに同じオイルフィニッシュでも、木工のプロは「オスモカラー」を使ったりしますね。
素材としても安心だし、色目やツヤが選べるので、こだわりのある方は使ってみるのもいいかと思います。
そして塗装後。
いい感じ!
オイルを刷毛で含ませて、布で拭き取るだけなので、始めてでも失敗もないし、水をはじくので防水になるという、見た目だけではない、トイレに大事な機能もあるのです。
勢い余って天場もオイルでしっとり。
この亜麻仁油、作業中に終始美味しい匂いが漂うので、空腹時はご注意を。笑
6.便座に小細工をほどこす
あとは便座とフタを取り付けるのみとなりましたが、開閉のたびにガンガン当たることを防ぐべく、ちょいと細工をします。
某ホームセンターで買った、当たり・滑り止めに使うクリアゴムとやらを取り付けたいと思います。
ゴムの裏は接着面になってますが、木がオイルを吸っているので、当然着きません。
そこで、小さいビスで打ち付けます。(ビス頭で木を傷つけないように、ビス頭がゴムよりちょっとだけ凹むところで止めるのがミソ)
こんな感じになりました!
7.便座と蓋を蝶番でくっつける
便座とフタは、蝶番で取り付けます。便座は省スペースのため「フラッシュ蝶番」を使用しました。
もうちょっとで完成…というところで帰宅した息子(と愛犬)。
自分としては、完成したものを「どーだ!」と披露したかったんですが、一歩及ばず…。
8.便座を設置したら完成!!!
しかし、無事完成しました~!!
設置したらこんな感じ。
ちなみに写真右の木の樽に入ってるのが、うんちをしたあとにスコップ一杯入れて、水分を吸収させ攪拌しやすくさせるのですが、我が家は「おがくず」を使用。
セイカの姉夫婦の家では、「籾殻くんたん」を使っていました。
うんちをしたあとに、回転させ、できるだけサラサラになる状態が理想のようです。
籾殻くんたんやおがくずを入手しにくい方は、ホームセンターなどでも売っている「腐葉土」などもうんちを分解するのに有効なのでぜひ参考にどうぞ。
ちなみに籾殻くんたんもネットで簡単に購入できます。
コンポストトイレの要「大小分離」、我が家はこんな仕組みにしたよ
上述したように、コンポストトイレの要は、いかにおしっことうんちをきれいに分けるかというところ。
というわけで、一番コストを抑えて作るのにオススメなのは、ジョーロとホースを使ったやり方です。
上の写真をさらにクローズアップすると、こんな感じ。
ジョウロの注ぐところのパーツを切って使います。
わかりにくいので、横からみた写真も。
ジョウロの注ぎ口にぴったりなサイズの口のホースを購入して、そのままタンクへと繋ぎます。
一応前からの写真も。
これでやれば、機能的かつコスパ抜群の大小分離器が作れますので、ぜひお試しください。
ちなみに姉夫婦がペットボトルで最初試していましたが、それでは素材的にも弱いのと、大きさも小さいので、こぼれやすくなってしまうので、あまりオススメはしません。
一時的に使うとかならありかもしれませんが…。
気になる制作費は…?なんとたったの16,000円!!!!!
普段から何を作るにも、ウチにあるもんをかき集めてやるので、あまり参考にはなりませんが…。
総額16,000円ぐらいでしょうか。
我が家が実際に購入したものとしては、
- 蝶番
- 生ごみ処理機
- ジョウロ
- ホース
くらいですね。
ジョウロはおしっことうんちを分けるための道具として使いました。
ちなみに生ごみ処理機は、セイカがフリマアプリで購入したので、値段がおさえられたというのはありますね。
囲いや棚、ペーパーホルダーなどなど、これから作るものもありますが、2日間ではここまで…。
実際に使ってみた感想
実際に使ってみたんですが、特に前後移動せずとも糞尿をうまくキャッチしてもらえるので、快適にできます。
いざトイレを設置してみると、ある親族の名言が、ふと蘇る…
「うんこをなかったことにしたくない!」
あなたも、コンポストトイレを自作して、こっち側の世界に来ませんか!?
それでは今回はこれにて。
今回購入したコンポストトイレづくりに役立つグッズ一覧
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