高知で田舎暮らし中のセイカ(@seyca_ktd)です。
遡ること1ヶ月前、ついに我が家にヤギがやってきました。
ということで、まだヤギを飼いたい!と思っていた当時の気持ちがある今のうちに、ヤギを飼いたい方向けに、実際にヤギを飼ってみてどうなのかを綴っておきたいと思います。
ヤギを飼ってみたい方の参考になれば嬉しいです。
またぜひ、こちらも合わせてご覧いただければと思います!
目次
私がヤギを飼う理由
我が家でヤギを飼うことになった大きなきっかけは、夫がボソッと呟いたひとことでした。
…そう、言わずもがな、ヤギは巷では除草の一役を担うとして最近あちらこちらで”エコな除草”として大活躍しています。
私は単純に動物が好きなので、ヤギもその延長線上で飼いたいなと思っていたのですが、夫がどうもヤギ特有のにおいが苦手で、ずっとヤギを飼うのは踏み切れずにいました。
しかし、夫が呟いたその瞬間、
と思い、譲ってもらえるヤギを探しまくりました。
ヤギを飼うまでの流れ
ヤギを本気で飼いたいと思ってから、実際に飼うまでは、約1ヶ月半ほどかかりました。
ヤギの入手先
私たちがヤギを譲っていただいたのは、ヤギの譲渡の掲示板です。
「ヤギ あげます」「ヤギ 里親」「ヤギ 譲ります」
のようなキーワードで検索すると、そういった掲示板が出てきます。
最近はヤギを飼いたい人も増えていることもあって「ヤギ譲ります」という情報が出ると、即座に決まってしまうことが多いので、ここはスピード勝負になります。
掲示板でのやり取りから実際にヤギを譲り受けるまで
たまたま同じ高知県内でヤギを譲ってくださる方を見つけたので、すぐに連絡をしました。
するとやっぱり日本あちこちから「ヤギ飼いたいです」というオファーがあったようで、
- ヤギを飼う環境はどんな場所か
- ヤギの餌は十分に確保できるか
- ヤギを飼いたい理由
などをオファーがあった方全員に聞かれており、その中で一番ヤギが幸せになれる環境のところに送り出すと連絡がありました。
…その成果あってか、我が家をヤギの譲り先として選んでいただき、譲っていただきました。
ヤギを迎え入れるまでにしておくべきこと
今回は輸送してもらうのではなく、直接自分たちで軽トラでヤギを引き取りに行きました。
その当日までに我が家がしておいたことは、
- ヤギ小屋づくり
- ヤギの輸送用の箱の準備
- ヤギを飼うための餌箱、リード、鉱塩など関連道具の準備
- ご近所さん、大家さんにヤギを飼うことへの理解を得る
以上4つです。
迎え入れる前後が雨続きなら、外に繋いで青草を食べさせるのが難しいので、干し草の準備も必要になってきます。
1ヶ月間ヤギと暮らしてみた
ヤギ1頭では寂しがりやでよく鳴く…ということで、今回は双子のヤギ2頭(メス・オス1頭ずつ)を迎え入れました。
純血ではないですが、トカラヤギの系統です。
実際に1ヶ月間飼ってみて、いろんなことがありました…。
とにかくこの1ヶ月を一言で言うなれば「大変」ですね…。
でもヤギはすごく人懐こくて、すり寄ってきてくれるので、お世話のしがいがあって、可愛いです。
実際にこの1ヶ月間でどんなことがあったのか、ヤギを飼ってみて感じるメリット・デメリットを以下にまとめてみました。
ヤギを飼って感じるデメリット
除草効果に期待しすぎてはいけない
ヤギにも食べてはいけない草があります。
それを除去することは必須で、伸び過ぎた草は食べてくれないことが多く、結局人間が刈ってやる必要があります。
また食べてはいけない草以外は食べてくれるのかと思いきや、案外選り好みをする上、基本的には青草の場合はやわらかい部分しか食べないので、きれいな除草を期待するのはやめておきましょう。
もちろんこれは個体差やヤギの種類によっても異なりますが、我が家のトカラヤギたちは上記に述べた通りです…。
青草ばかり食べてたら下痢する
ヤギは青草ばかり食べさせていたらいいと思っていましたが、干し草も必須で、食の多様性が大事なようです。
そんなわけで、ヤギの餌の確保は思っていた以上に大変です。
特に自分で干し草を作ろうと思うと、少しでも湿気たりしてカビ臭いと食べてくれないし、カラッと乾かした干し草でないと基本的には食べてくれません。
我が家のトカラヤギたちは、このオーツヘイが大好きです。
めちゃくちゃ鳴く
ヤギが鳴くには理由があるようですが、とにかくめっちゃ鳴きます。
最初の1週間は、慣れない環境だから仕方ないと思っていたものの、その後もだいたい鳴かない日はないです。
ヤギの鳴き声って、「メェ〜〜」って感じで、うるさいイメージを抱いている人は少ないと思いますが、実際飼ってみると「メェエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」という感じですごくうるさいです。
尿が臭う
これは人間も同じですが、うんちって実際そこまで臭くないんですよね。
臭うのは尿のほうで、これも掃除をしっかりすればそこまで気にならないですが、でもやっぱり動物園みたいな臭いはします。
なので、これも密集した住宅街や、お隣さんがすぐそばとかだと臭いにも気をつけないといけないので、大変そうですね…。
ちなみに我が家ではこういった微生物を活用して分解してくれる臭い消しを使っていますが、これはなかなか効果があります。
ヤギは脱走のプロ。とにかく逃げられる
ヤギってかなりの傾斜地でも身軽に走ったり飛んだりできるくらい運動神経がいいので、ヤギ小屋を作っても、ちょっとした隙間やある程度の高さの柵でも、ヒョイっと抜けて脱走されます。
夫はこれでかなり消耗していました…。
ヤギを飼って感じるメリット
風景に癒される
これはヤギを飼っていて一番感じますね。
ヤギがそこにいるだけで、田舎暮らし!!って感じがするのと、ヤギがいる暮らしの風景ってとてつもなく癒し効果があります。
かわいい
やっぱりヤギは人懐っこいので、可愛いです。
結論としては、ヤギを可愛いと思えず、除草目的だけでヤギを飼うのは結構苦労すると思うので、やめておいた方がいいかもしれません。
ヤギを飼うのは大変だけど、やっぱり可愛いよ
実際飼い始めて、この1ヶ月間で、
- オスヤギが毒草を食べて、口から泡を吹いて、歯ぎしりをする
- メスヤギが青草の食べすぎか、団子糞が出る(下痢気味)
- メスヤギ、オスヤギともに食べすぎか、胃が異常に膨らむ
- メスヤギが何か嘔吐した
…など、さっそくいろんなことが起こりました。
飼う前に、近くヤギについてよく精通している人がいたり、頼れる獣医さんがいることはかなり大事だと痛感。
我が家は幸い、ヤギをみてくれる獣医さんが車で15分くらいのところにいて、往診もしてもらえるので、かなり助かっています。
かなり現実的なヤギの飼い方についての記事となってしまいましたが、ヤギはやっぱり可愛いです。
ヤギを飼いたい方の参考になればうれしいです。
それでは今回はこれにて。ではまた!
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