こんにちは!セイカ(@seyca_ktd)です。
息子がついに1歳を迎えるにあたって、
と木こりの夫が前のめりで、餅つき用の臼を作ってくれることになりました。
けど、果たしてどうやって作るのか?
その工程をまとめましたので、臼を手づくりしたい方はぜひ参考にどうぞ。
目次
臼の作り方を動画にまとめました
動画に大事な部分は詰め込んだので、こちらで一連の流れをみてもらえたら、臼の作り方の工程がつかめると思います。
工程としては、こんな感じ。
- 使う木をえらぶ
- 水平になるように上下をチェーンソーで切り落とす
- 真ん中の穴の部分の下書きをする
- チェーンソーアート用のチェーンソーを使って、真ん中をくりぬく
- ひたすら穴をきれいに切りそろえていく
- サンダーで研磨作業
- 完成
という流れで、木臼を作ることができます。
臼の作り方の手順
1.木を選ぶ
我が家には、木こりの夫が切ってきた「直径約45cmほどの杉」がありました。
本来の臼はケヤキで作られるものが多いのですが、そんな大木がすっと手に入るわけもなく、日常的に手に入りやすい素材を使うことに。
ヒノキが手に入るのであれば、ヒノキの方が水に強いので、そちらのほうがいいのかも?
2.水平になるように上下をチェーンソーで切り落とす
上の写真をみたらわかるのですが、このままでは水平がとれないので、まっすぐになるようにチェーンソーで両端を落とします。
餅つきの時にガタガタするのも嫌ですしね…
3.餅をつく穴の部分をつくる
これが臼づくりにおいて最も重要なパートです!
今回は両端7cmずつを残して、約35cmの穴を削りました。
で、肝心なくり抜き方なんですが、これがなかなか大変でした。
まずは、パパイヤ風に切り取ってみます。
でもこのままでは抜けないので、チェーンソーアートで使えるカービングバーを使って、穴を削っていきます。
ちなみにチェーンソーアートで使えるカービングバーとはこんなもの。
キックバックが起こりにくい仕様になっています。
このカービングバーさえあれば、チェーンソーだけでもこんなにきれいに穴をくり抜くことができます。
ここまでできたら、あとは仕上げ作業。
研磨作業で仕上げる
チェーンソーだけで仕上げると、どうしてもチェーンソーオイルがこびりついている感じがするので、食べ物を扱うにはちょっと気が引けます。
なので、しっかりその部分をディスクグラインダーを使って研磨していきます。
使うのは荒めのサンダーと、細かいサンダー。
最初は荒めで削って、ある程度スムースになったら細かいサンダーで仕上げます。
(今回使った道具類は次の項目でご紹介します)
すべての研磨作業が終わったら、こんな感じ!
完成
完成した翌日が餅つきをする日だったので、すぐさま洗って、水に一晩つけておきました。
そして、使う直前に餅米が冷めないように、お湯で温めて使います。
お餅も臼につくこともなく、しっかり役目を果たしてくれました。
今回作った臼でついた餅の完成図がこちら。
必要な材料・道具
それではつづいて、今回使った道具をご紹介していきます。
使った道具は以下の通り。
- チェーンソー
- チェーンソーアート用の刃
- サンダー/ディスクグラインダー
- ペーパーサンダー #120
- 木工サンダー #24
チェーンソーアート用の刃とは、「カービングバー」というものです。
すでにチェーンソーを持っている方は、このカービングバーのみを購入すればOK。
持っているチェーンソーによっては、カービングバーの種類も合う合わないがあるので、購入される際は注意してください。
できたら現物を確認して購入するのがおすすめです。
もしくはチェーンソーを持っていなければ、思い切ってカービングバーがついたチェーンソーを買うのもひとつ。
ディスクグラインダーはこんな道具です。
我が家がこのディスクグラインダーにつけて使った刃は、以下の2つ。
すでに持っていれば、そこまで大変なことではありませんが、チェーンソーを買うとなれば大ごとですよね…
餅つきをするための臼を購入したい方へおすすめの商品
「臼を作るのがハードル高いな」と思われた方向けに、ネットで購入できる臼をご紹介します。
お手頃価格の臼だと5合用とか。
3升つける臼で御影石を使ったものなら、65,000円であります。
ケヤキのでかい臼だと20万は余裕でします。
一度購入すれば長いこと使えますが、なかなか思い切らないと購入できないですよね。
でもそう考えると、餅つき機って改めて画期的な道具…!
最後に
というわけで、餅つき用の臼についての作り方をご紹介してきました。
道具があって、チェーンソーも使い慣れている方であれば、そこまで難なく作れると思うので、安全に気をつけながらぜひ作ってみてください。
自分でつくった臼でつく杵つき餅は本当に感激します。
それでは今回はこれにて。ではまた!