こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。
チェーンソー講習会に通って、正式に賃金をもらったり、ボランティアとしてもチェーンソーを活用できるようになりました。
この後2日間におよび実地研修として森林組合が施行している山に入って、実際に木を何本か伐倒してきました!
実際にチェーンソーを山でつかってみよう
さっそく山へ入るなり、お高そうな機械(プロセッサ)が倒したばかりの木をつり上げていました。
この機械、とってもすごくて、長さを測って、その長さでこの状態で切断できるのです。しかも手みたいに自由に持ち上げたり降ろしたり。なんだか巨大ロボットの片手を目の前でみていた気分。
到底こんな機械を使うにはいたらないので、チェーンソーの技術をせっせと磨きます。
先生がさっそくお手本で一本切ってくれることに。
切り終わった丸太は余裕があれば、こんな風に丸くしておいてあげると、この上に倒れた木たちが傷まずにすみます。
現場での伐倒作業は思った以上に楽しい!でも同じくらい大変!
この途中まで道をつけるらしく、そのあたりを切らせてもらいました。
斜面で実際に切るとなると、足をどこにまず置いたらいいのか悩むし、どう見たら水平なのかわからんし…で悩むことだらけ!
最初にわたしが切ったのは、受け口と追い口の高さが合わず、「下駄が高い!」と。
この受け口と追い口の高さも決まっていて、だいたい受け口の3分の2くらいの高さに追い口を作るのが普通です。それがわたしのやつは高すぎたわけで、材として出せる部分まで切り株として残してしまったというわけ。ああ、難しい!
こういうことから、丸太をみれば、どんな人がどんな切り方をしたのかまでみえてしまうらしい。ひょえ〜!
さらには中がちゃんと切れていないと、芯抜けという状態になってしまうことも。
ちょっと美しくもみえますが、こうなってしまうと、材となる木の一部が繊維が抜けてしまっているので、余分にカットして長さを短くせざるを得なくなってしまうのです。
木を切るといろんな木やシチュエーションに遭遇します。
黒くなってしまっているやつ。
年輪によっても、いつごろに間伐してあげればよかったとかまで見えるそうな。
これが均一になってたり、5mm幅くらいになってると教えてくれた先生的にはいい木なんだそう。この「いい木」というのは使い手によって異なってくるので、一概にはなんとも言えないようでした。間伐の仕方もそれによってさまざまで、山って深い。
さらに、どんどん木を切っていくと、こんなシチュエーションにも遭遇します。
かかり木。伐倒する際に他の木によりかかってしまうのです。
このまま放置しておくと、いつ何時倒れるかわからないのでとっても危険。
使い方としては、このぶきっちょな絵で説明します。
人間がいるところにチルホールがくるように、3本の木にワイヤーをセットして、ひたすらギコギコ締めて、ワイヤーを人間側に寄せて、その力によって木が引っ張られて倒れます。
わかりづらいね。笑
こういうシチュエーションでも使えるし、あとは確実に倒したい方向へ倒すことができるので、自信がな
いときに使うと便利!しかし難点は、重いということ。
山にいて個人的に好きなのは、木が倒れる時、それが山中にこだまするあの空気感。なんだか快感が得られます。
とまあこんな感じで、最終的には自分の倒したい方へ木を倒すこともでき、なんとなくやり方のコツをつかんだのでした。
しかし使わないとすぐに忘れそう…。
今回習得したスキルを磨くべく、田舎暮らしにおいてばんばん活用していきたいと思います。
それでは今回はこれにて。ではまた!