こんにちは。せいか(@seyca_ktd)です。
年度末になると「確定申告やらなきゃ!」「確定申告まだやってない!やばい!」なんて声、よく聞きますよね。
なんてことを考えて、のらりくらりと生きてきましたが、ついにわたしにも確定申告をやるべきときがやってきました。
今年から旦那さんの分の確定申告を任されたのです。
しかし、知識が一切ゼロのわたし。
簿記の本を何度繰り返し読んでも頭にまったく入ってこないのです。
そんなときに、高知県のれいほく地域に拠点を構えて活動する「NPO法人ONEれいほく」による『確定申告講座』が行われたので、参加してきました。
ONEれいほく会計担当のサトモト@satohiro67 さんによる、確定申告セミナーは始まりました!
れいほく地域は個人事業主の方が結構多いので、こうした講座は今後しっかりやって行ったほうがいいなーと体感。みなさん、納税はしっかりしましょー!!! pic.twitter.com/HEOgQAAraf
— NPO法人ONEれいほく 矢野大地/ヒッチハイク全国行脚(1月25日〜) (@123Vaal) 2018年1月16日
この『確定申告講座』のおかげで、だいぶ概要掴めて自分でできる感覚が湧いてきて本当に助かりました!
というわけで、
- そもそも確定申告ってなに?
- はじめての確定申告はどんな感じで進めていったの?
- 知識ゼロの自分でも確定申告ってできるの?
これらのことについてまとめてご紹介していきたいと思います!
目次
確定申告とは?
簡単に言えば、1月1日から12月31日までの所得にかかる税額を計算して、税金を支払うための手続きをすること。
そして、作成した資料は2月16日から3月15日の期間中に提出する必要があります。
具体的に提出する資料は、
- 確定申告書
- 収支内訳書
以上、この2種類です。
国税局のサイトでも確定申告に必要な資料を無料で作成することができるんですが、どうも確定申告書作成初心者には少しハードルが高そう。
そんなこともあって、最近では会計ソフトを使ってやる人が多いようです。
どんな人が確定申告をする必要があるの?
基本的には1年間の事業所得が「38万円」を超える人は確定申告をする必要があります。
この「38万円」というのは基礎控除の額。
この「38万円」を超えていない場合でも、実は確定申告をしておいたほうがよいこともあり、無駄に支払っていた分が還付されることもあるんだとか。
また住民税や国保の額がそれによって変動するので、やっておいて損なことはなさそうです。
個人事業主はもちろんのこと、会社員の人でも確定申告をする必要がある人がいるので、当てはまる人は要チェック!
確定申告する上で絶対覚えておきたい4つのキーワード
今回『確定申告講座』の中で、確定申告をする上で押さえておきたい4つのキーワードを教えてもらいました。
それぞれ簡潔に説明していきます。
所得
収入から経費を差し引いた金額。
所得控除
所得から差し引かれる金額。
課税控除
税率をかける対象になる控除。
税額控除
税額から差し引かれる控除。
課税控除 × 税率 =暫定的な税額
暫定的な税額 − 税額控除 =最終的な税額
この最終的な税額を計算するための行為が「確定申告」なのです。
わたしはこの説明を聞いて、ようやくすっきりしました。
はじめての確定申告には会計ソフト「freee」を使ってみた
子育ての合間にサクッと終わらせることができたので、どれだけ忙しい方でもすきま時間に少しずつ確定申告に必要な書類を簡単につくることができちゃいます。
領収書やレシートの数なんかにも左右されると思いますが、我が家の場合は1日半で終わりがみえてきました。
それがこの会計ソフト「freee(フリー)」というものなんですが、確定申告書をはじめてやる個人でも簡単に進められるようなシステムになっているんです。
しかもなんと最初の1ヶ月間はお試しで利用料無料なので、わたしはまずそれから使ってみてます。
まあもし無理でも、月額980円(年額なら9800円)で「スタータープラン」を使えるようなので、その価値は十分あります。
会計ソフト「freee」を使った具体的な確定申告の進め方
具体的な確定申告のやり方は「freee(フリー)」が提示してくれるので、その通りに進めていけば問題ありません。
こんな感じでステップを示してくれています。
このステップに沿って、必要事項を記入して進めていけばいいし、随時記入した内容は保存されるので少しずつでも進めることができます。
溜め込んだ領収書やレシートは、収入支出に分けながら、こういう取引を打ち込むところがあるので、そこにひたすら登録していきます。
そしてすべての取引内容をすべて打ち込んだら、こういう画面が出てきます。
ここの画面で控除となる部分を記入していけるんですが、質問自体もシンプルですごくわかりやすいので、こちらも難なく打ち込めました。
そして上記の項目すべてを打ち込んだら「確認画面」に移動し、この時点で申告書はもう自動的に作り上げてくれているのです!
Web上でも提出できるようですが、郵送のほうが簡単にできると聞いたので、わたしは郵送手続きで確定申告の提出を済ませるつもりでいます。
なので、これを郵送手続きして提出すればおしまいです。
2018年1月31日現時点で、まだもうひとつの源泉徴収票が届いていないので、届き次第それを打ち込みさえすれば、旦那さんの分の確定申告は終わりです。
確定申告1年目の今年は余裕綽々で終わらせられました!ありがたや、会計ソフトよ…。
会計ソフト「freee」を使うメリット
チャットで質問ができる
「freee(フリー)」を使う一番大きなメリットはここにあるんだとか!
有料プランのみに使えるものですが、パソコンで使うと【チャットで相談しませんか】というボタンが画面右下にあり、そこから専属の税理士さんに直接質問できるのです。
有料プランで直接聞けなくても、困らないことを打ち込むとそれに役立つであろうページを自動的に出してくれるので大助かりでした。
実際に確定申告を進めてみると、「これはどの勘定科目に入るんだろう」「税区分ってなんだ」とか色々疑問が出てくるんですよね…。
スマホからも記入できる
「すきま時間に確定申告を進めやすい」と上記で述べましたが、その理由の一つがこれです。
そう、スマホからも記入できるんです!
収支登録もできるので、領収書やレシートが手元にあれば寝転びながらでも打ち込めます。
わたしはすべてパソコンでやりましたが、スマホのほうがやりやすい方にはこの機能はかなり便利かと思います。
確定申告前にやっておけばよかったと思うこと
領収書やレシートはむやみやたらに捨てない
一体なにが経費として計上できるのかまったく知識がなかったので、家計簿をつけては捨ててしまったレシートは数知れず。
実際に自分で確定申告をやってみて、
という状態に何度も陥っています。
経費というのは、事業に関わることで使用したお金のことを意味します。
経費をちゃんと計上することで、節税ができるようにもなるので、よくわからない領主書やレシートは絶対に捨てないで、とにかくなんでも保管しておくのが吉です。
わからないときは、税理士さんや税務署などに直接行って聞けばわかるから、領収書やレシートを持っていて損なし!
あとは控除となる保険、国民年金、源泉徴収票、寄附金などの領収書も必ず保管しておきましょう。
大まかに勘定科目別に分けておく
会計ソフトを使うのならば、最悪月別に分けていなくても、打ち込んでいけば自動的に月別に並び替えてくれます。
月別で仕分けしておいたほうが、もちろん作業効率はよくなりますが。
でも勘定科目だけは、絶対に前もってある程度仕分けておいたほうが絶対に楽なので、勘定科目ごとに仕分けておきましょう。
「freee」以外で会計ソフトを探しているなら
もしも「freee」以外の会計ソフトを使ってやりたいという方がいれば、やよいの青色申告オンラインもおすすめです。
わたしは実際には使ったことがないのですが、友人いわく
“「freee」と使い方に大差はないし、利用料も安くて、初心者でも問題なく使える”
とのことでした。
まとめ
「2017年度の分の確定申告よろしくね」と旦那さんに言われたときは頭の中が真っ白になったくらい、何から手をつけて、一体どうすればいいのかわかりませんでした。
しかし、そんなわたしでも無事に確定申告を早々と終わらることができそうです。
「freee(フリー)」 なら実質1ヶ月間は無料でお試しで使えるし、確定申告をどう進めればいいのかわからないって方は一度実験的に使ってみるのもありかと思います。
今回確定申告をはじめてやってみて思ったのは、事業の支出を可視化するって本当に大切だなと…。
これが次年度の事業の目標を立てる指針にもなるし、ちょっと今年か来年あたりは自分も確定申告をやってみようかなって思いました。
いろいろ調べながらやってると、妊婦健診やそれの通院費なんかも医療費控除の適用内になるんですよね。
知らないと損なことばかりですよ、この世の中…。
それでは今回はこれにて。ではまた!
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