こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。
第一種銃猟免許も取得し、じわじわハンターになるべく動き出してるわけですが。
参照: 第一種銃猟免許試験に合格!その概要と合格ポイントをまとめてみた
先日、わたしの住む地域の汗見川というところに犬と銃をつかって「巻き狩り」という猟法をするグループがおり、その方たちに猟に同行してきました。
肉はほとんど余すところなくいただいているようでしたが、皮はどうも使っていないようなので、皮をわけていただいてきました。
皮から革へ。皮なめしをやってみよう!
草木に含まれる「タンニン」を使って皮なめしをするのが昔ながらの製法。要は『渋』を使うのです。しかしタンニンを抽出するのに時間を要するので、これは時間がものすごくかかります。その分経年劣化がいい感じだそうですが…。
それ以外の方法として、一般的には「クロム」という化学的なものを特に工業製品では使用されています。しかし金属なので、アレルギー体質の方で敏感だとクロムを使ってなめした革製品だとアレルギー反応が出てしまう方もいるんだそう。
というか、そもそも皮なめしってなんなんだろう?という方へ。
簡単にいうと、皮から革へと変化をさせるための工程のことで、しなやかに、加工しやすくすることを意味します。
そんな皮を革に変えて、暮らしの中に落とし込めたらと思い、ずっと皮なめしには興味がありました。
カナダの極北部にいたころ、そこは今もハンティングをしてそれを頂くという文化が根付いており、またその皮や骨はなんらかの小物に加工して自分の身につけたり、日々の暮らしの中に落とし込む。日常の中で、そうやって命を感じて感謝するのが当たり前。そんな暮らしに憧れる。
この本も気になるところ…。
鹿の皮で「皮なめし」をやってみた
今回は簡単に家庭でもできて、短期間でもできるミョウバンと塩を使った方法で行います。
まずはミョウバン、塩、水を沸騰させて、冷ましておきます。
分量は人それぞれのようなので、いろんな方のやり方を参考にして、だいたいこれくらいかな〜という分量に今回はしてみました。
水2リットルに対して、ミョウバン100g、塩130gでやってみます。
そして鹿の皮がこちら。
洗濯機にかけて、洗剤で一度洗うのが主流なんですが、洗濯機は自分たちの服を洗うし、できるだけ自然にやさしい形で行いたいなあ、ということでブラシと石けんをつかってひたすら桶の中でゴシゴシ洗います。
写真で見えている部分は毛の部分で、その裏側には一部お肉と脂がびっしりついています。
これを綺麗に取り除いてやる必要があります。でないと、カビてダメになるんだとか。
この作業を暗くなるまで、彼に協力を仰ぎつつせっせとやるものの、なかなかこれが大変で途中妥協しました…。
そしてそれを最初につくった、なめし液につけておきます。
だいたい1週間ほどは毎日液を混ぜ、すべてが液に浸るように様子を見ます。
あとはまた追ってレポートします!
今日でなめし液につけて3日目。だいぶ脂が残っていたようなところも、いい感じになってきた雰囲気がありますが、さて一体どうなるやら。
成功しても、失敗してもまた報告したいと思います。
それでは今回はこれにて。ではまた。