こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。
本山町の自家焙煎珈琲やさん「Joki Coffee」で木こりの彼が開催したカホンづくりのイベント。
ちょうど今日から1週間前の3月19日に行われました。
12名の方にお集まり頂き、遠いところだとなんと新潟から!
本当にみなさま、遠方からどうもありがとうございました。また需要があれば、機会をつくってカホンづくりのイベントは開催したいと思っています。
「うちでぜひともやりたいから、講師と材料の調達をお願いできないだろうか?」なんて提案もいつでも大歓迎です。
まあそれはさておき、イベントの様子を綴ります!
カホンはこうやって作ります
カホンってそもそもなんぞやっていう方へ。
南米のペルー発祥の打楽器で、この上に座って打面を叩いて演奏するというものです。
それを今回は本山町のある「嶺北(れいほく)地域」で間伐された杉の材を使って作ります。
ではさっそくつくっていきます。
まずは好きな木目の板を選びます。
叩く打面も厚さが2種類あり、それによって音が変わってくるので、好きな音がどちらのものかを考えながら打面も選んでもらいます。
そして材を選び終えたらいよいよ組み立て。
その後は下穴にそってどんどんビスをドライバーではめこんでいきます。
今回はイベントとしてドライバーを使用しましたが、もちろんインパクトドライバーでやったら一瞬で終わるのはここだけの話。
しかし文明に負けじと、こんなものもでているようです。
このハンドルをちょっと固いけどまわすと、すっとビスを打ち込めます。
そして箱ができてきたら、内部に音を響かす「スナッピー」というスネアドラムにも使われる部品を仕込ませます。
これをまっぷたつに切ったのをこんな感じで。
これに木片で段差をつけるとまた音がかわるので、これもまたお好みで調整します。
そうしてサウンドホールのついた板をつければ完成です!
世界にたったひとつしかないカホンづくりがスタート!
今回は前半、後半の2部制にして、交代
で「制作班」「お茶班」に分かれました。
最初に木こりの彼が今回のイベントの趣旨を説明し、さっそく好きな材を選んでもらいました。
イベントはみんな作業に集中しながらも和やかな雰囲気で行われていました。
「お茶班」は今回場所の提供をしてもらったJoki Coffeeのケーキセットを食べながら待機。
そしてみんなが完成したら、セッションをしました。
友人のあっちゃんが中心的立場となって、進めてくれて、いろんなパターンで叩いた後は、Beatlesの「Let It Be」に合わせて、みんなでセッションです。
最後にしんみり、陽が沈みながらも、ほんわか終わりました。
今回のイベントの運営者が不慣れな部分が多く、待機時間が多くなりすぎて、時間が押してしまったことなど反省点も多々ありましたが、参加者の方からはあたたかい言葉をたくさんいただけて、開催したことで素敵な出会いも増えて、本当に楽しいイベントでした。
参加してくださった方々、本当にありがとうございました!
カホンづくりに込められた木こりの想い
木こりの彼が開催した今回のイベント。
特別音楽が好きなわけでもなく、むしろ無頓着な彼がこの音楽を通して木に触れ合ってもらおうというのには理由があるのです。
バイオマスなどと言って、燃料として消えていく国産材が多い中、もっと目に見える形で、木そのものを楽しんで暮らしの中で使ってほしい。
ひとりでも多くの人が、日々の暮らしの中で、国産の間伐材を使おうという意識が増えることでまちがいなく山は変わっていくのです。
地域の間伐材を楽しく使って、その先にある山へ想いを馳せてもらう。
そんなムーブメントが生じることを信じて、彼はこのイベントを開催しています。
そんな彼の趣旨にはめちゃくちゃ私も賛同することが多くって、動いていない日本の山をこれから動いていかすためにも(そもそも山は水資源の根源!)自分にできることをこつこつとやっていけたらなあと思ってます。
というわけで、いつでも『れいほく杉』を使ったカホンづくりのワークショップ開催のご提案、大歓迎です!
それでは今回はこれにて。ではまた!