「自分が伐った木で家を建てたい!」
さかのぼること、8年前。
夫と知り合った家づくりを学ぶDIYのワークショップで、夫は自己紹介でそう公言していたのを今でもはっきりと覚えています。
というのが第一印象で、その後、夫と一緒に暮らし、同じ夢を抱くようになり、数年前からその夢に向かって着手しました。
そして、着工して今「夫婦ふたりでやるのはもったいない!」「自分たちが出会った場のように、家づくりを学ぶ場をつくり、仲間を募ろう」とクラウドファンディングをリリースすることになりました。
目次
クラウドファンディングのプロジェクト概要
3年前から木の伐採、製材、乾燥からはじめた、このプロジェクト。
林業をナリワイとする私たち夫婦が伐った木を使って、セルフビルドで家づくりを進めています。
地域材をメインに、市場に出ない「B品」資材や、廃材を積極的に取り入れ建てる家を、伝統的な工法を職人さんに教わりながら、支援者と一緒につくり上げたい!
その想いから、今回のプロジェクトを立ち上げました。
目標支援金額は「150万円」・期間は「28日」!
今回のクラウドファンディングの目標支援金額
クラウドファンディングでは一般的に目標支援金額を設定しますが、私たち夫婦の目標支援金額は「150万円」。
数字の通り、少なくない金額で無謀では?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちきこりの夫婦の挑戦を応援してくださる方と、一緒に家づくりを進めてくれる仲間の力を信じて、この目標金額に設定しました。
開始から終了までの期間
期間も自由に選択できますが、なるべく最短で形にしていきたいという強い想いがあることから「28日」をという1ヶ月弱を設定しました。
2023年6月16日の18時からスタートし、7月12日の23:59までとなります。
実現するために必要な資金の詳細等に関しては、実際にクラウドファンディングのプロジェクトページで公開しているので、そちらをご覧いただければ幸いです。
このプロジェクトの必見ポイント!
今回人生初挑戦中のクラウドファンディングですが、私たちだからこその内容をぎゅっと詰め込みました!
自分たちだからこそできるプログラムの提供
「自分が伐った木で、自分の手で家を建てる」という人自体、少数派な気もしますが、なによりもこれを全力で楽しんでやってきた私たちだからこそ提供できるものがあると考えています。
伐った木を使うだけではなく、B品として市場に出回らずに眠っていたり産業廃棄物になってしまうものを活用したり、古材など、まだまだ使えるものをレスキューして命を吹き込んだり…ということに、ここ数年生きがいを感じている私たち(笑)
(不要となった小屋を解体してもらってきて、自力で移築再生!)
それだけではなく、土地のあるものを使いたいという想いも強く、地元の山から伐り出し、不足分も地元の製材所さんでB品を調達させてもらい、さらには家を建てる土地の「土」や「竹」を使って竹小舞や土壁など、伝統工法も取り入れた家をつくります。
伝統工法というからには、その道のプロにもお願いをして講師としてお招きをして、ワークショップも開催します!
さまざまなリターンの設定
上記にご紹介した「ワークショップ」ですが、こちらもリターンとしてお選びいただけるようにしています。
私たち夫婦が家づくりを学ぶDIYのワークショップを通じて知り合ったことからも、家づくりやDIY、伝統工法のワークショップがあれば自分たち自身もお金を払ってでも参加してきた身として、そんな場を作りたいと以前から考えていました。
そのため、今回は土壁の準備から完成するまでの工程と、外壁として使う予定の焼杉のワークショップを全てリターンとして参加権をご用意しました。
他にも「それはあまり興味がない」「ただただ応援したい」という方に向けた【純粋応援リターン】や複業として作るお茶をリターンとしてもご用意していますので、まずは一度プロジェクトページからざざっとご覧いただけるとうれしいです!
応援ぜひよろしくお願いします!!シェアも大きな励みです!
クラウドファンディングという仕組み自体が認知され始め、賛否両論あると思います。
私自身は、今まで金銭的なことだったり、人手不足などで諦めなくてはいけなかった個人の夢や目標がクラウドファンディングという仕組みを通じて叶えられる可能性が生まれたことは本当に素晴らしいことだと感じています。
それは自分自身が今回クラウドファンディングというプラットフォームを使って行なっているのも、そのような考えから立ち上げています。
クラウドファンディングを通じてのご支援をはじめ、直接のご支援や物資のご支援など、このクラウドファンディング公開から現在2週間が経過しましたが、本当にたくさんのご支援をいただき、日々感謝の気持ちでいっぱいです。
どうぞ最後まで目標達成に向けて駆け抜けたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
夫婦林業ヤドリギのHPにも最新記事にクラウドファンディングについてご紹介していますので、よろしければ、こちらものぞいてみてください。
最後に。セルフビルドで家づくりが終わったらどうするのか
セルフビルド家づくり完工後、この夫婦はどうするんだろう?
そう思う方も中にはいるかと思いますが、基本的には本業である林業にまた夫婦で奮闘していく予定です。
それと同時に、コミュニティービルドで作り上げる「結いで建てるいえ」を活用しながら、また、まわりの自分たちが購入した山林も活かしながら、もっと森を身近に感じてもらえるような仕掛けもしていきたいと考えています。
具体的な案としては、現在、簡易製材機をいただける話があり、それを活用し、間伐体験と製材体験を組み合わせてものづくりをする機会を作ったり、クロモジ茶や土佐薪火三年番茶という商品を製造販売していることもあり、そのお茶関連のイベントなども打ち出していければと、日々妄想を膨らませています。
この場所だからこそできることを、身体が動くうちに実行していきます!
今回のクラウドファンディングはその夢の第一歩として応援してください!
どうぞよろしくお願いします。
追記:ご報告
おかげさまで28日間に渡る、クラウドファンディングが終了しました。
185名様のご支援により、支援達成率も144%と私たち夫婦も当初想像していたはるか上をいくご支援をいただき、本当に感謝しています。
2023年8月上旬現在、すでにリターンであるお茶やお礼メールの発送も終え、今後はワークショップや完工後の招待会が待っています!
ご支援いただいた皆様にお会いできることを心より楽しみにしています。
改めまして、この度はご支援いただき、本当にありがとうございました!