こんにちは!セイカ(@seyca_ktd)です。
湯たんぽユーザー、もしくは湯たんぽをこれから使おうと思っている方。

いやいや、所詮湯たんぽだよ!?って思った方、ほんとに要注意…。
かくいうわたしも10年前に湯たんぽで低温やけどを負い、今もその傷はきれいに残っています。

目次
低温やけどってどういう状態のこと?
イメージとしては、低温でじわじわ時間かけて火傷の状態をつくられていくってことはわかりますけど、厳密にはどれくらいの温度帯とかわからないですよね。
44度で3時間20分、46度なら1時間半、50度では2分45秒で症状が表れ、熱さや痛みを感じないため、皮膚の深い部位の組織が壊死して重症となる傾向があります。
多くは百円玉位の受傷面積のことが多いのですが、深く損傷しているので治療が1カ月、2か月位の長期間要する事があります。
私が負った傷も確かに百円玉くらいの大きさでした。

湯たんぽで低温やけどの悲劇。私はこうして低温やけどを負いました
それではせっかくなので実体験をお話します。
使っていた湯たんぽ
ごく普通のよくある湯たんぽを使っていました。
こんなやつです。袋付きのやつ。
低温やけどになるまでの過程はこんな感じ
上にあるような、ごく普通な湯たんぽに沸騰したお湯を入れて足元にもぐらせて、布団をあらかじめ温めていました。
寝るときも湯たんぽ入れっぱなしで自分も布団に入りました。
そして朝方4時頃、右足のくるぶし付近がムズムズする感覚に襲われるものの、眠くてほったらかしに。

と眠気が勝り、寝続けて、その数時間後に起きてみたらびっくり!
右足のくるぶし上に、グジュグジュになった傷跡があり、もうなんのこっちゃさっぱりわかりませんでした。

とあたふたしましたが、母親から「それ湯たんぽで低温やけどやで」の一言で納得。
普通の人は熱いと感じたら蹴飛ばすのになあ、と苦笑されました…。

湯たんぽで低温やけどした傷跡
10年たってもこれだけしっかり残ってます…。トホホ。
低温やけどになったあとの処置
この日は普通に火傷と同等の処置をして、高校に行きました。
確かこの翌日から1ヶ月半のニュージーランド留学があり、その準備等で皮膚科に行くのを後回しにしてしまいました。
結局、ニュージーランドに渡航してから、右足が猛烈に痛くなり歩けなくなるほどに。
そこで結局ニュージーランドの病院へ通うことになり、それはそれはめちゃくちゃ大変でした…。

かさぶたができたと思ったら剥がされて消毒…の繰り返しで、もうとにかく発狂したいレベルで痛かったです。
結局1ヶ月半の滞在中によくなることはなく、日本に帰ってきて皮膚科で治療してだいぶましになりました。

どうして湯たんぽで低温やけどになるのか
そもそも湯たんぽは「布団を温めておく道具」なので、人の肌に直接触れて温めるものではないんですよね。
知っていましたか…?
私はこの常識を低温やけどになってから知りました。

という私みたいな方も絶対いると思うんですよ。私がそう思ってるくらいだから。
というわけで、次の項目では、寝ながら使う方法をご紹介します!
寝ながら湯たんぽを使いたい人向け!低温やけど防止策をご紹介
厚手のタオルにくるんで、絶対取れないように何かでしっかり縛る!!!!!
これに尽きますね。
その湯たんぽを就寝する30分ほど前に布団にいれておけば、しっかり温めてくれています。
「身体の一部に当たらないように寝返りを打つ」とか書いてるサイトありますが、眠りが深すぎると私みたいなパターンになりかねません。
なので、厚手のタオルにくるんでしっかり固定できないようであれば、布団を温めるだけにとどめておくのが賢明です。
それでもやっぱり湯たんぽは便利です
とはいえ、やっぱり湯たんぽはお湯さえあれば電気ガス代かからずに布団をじんわり温めてくれるのだからとっても便利。
使い方さえきちんと守れば、かなり優秀な道具です。
暖房つけっぱなしだと風邪ひく可能性も高まるし、最近では湯たんぽの有能さも見直されてきています。
直火で温められる湯たんぽや、
陶器製のじんわりゆっくり温めてくれる湯たんぽ、
電子レンジで簡単に温められる湯たんぽなど、最近は選択肢の幅がとにかく広くあります。
しかしいずれの湯たんぽを使う場合にも、低温やけどの可能性は少なからず変わらずあるので、使い方は気をつけて使うようにしましょう。
この記事が湯たんぽを使う方の参考になれば幸いです。
それでは今回はこれにて。ではまた!