こんにちは。セイカ(@seyca_ktd)です。
今ではすっかりよく聞くようになったWWOOF(ウーフ)という言葉。
知っていると便利なこのサービスについてご紹介します。

目次
WWOOF(ウーフ)ってなに?
WWOOFとは、お金のやりとりなしで、
「食事・宿泊場所」と「力」
そして「知識・経験」を交換するしくみです。
WWOOF ジャパンより引用
もともとはWorld-Wide Oppotunities on Organic Farmsの略。
つまりは基本的に、環境に配慮したやり方で実践している有機農家さんたちが登録しているウェブサイト。
わたしのような一個人がそのウェブサイトに登録(有料)することで、その農家さんたちの情報を得ることができるシステムになっています。
このウーフのシステムは今や世界中どこまでも広がっています。
知名度はもちろん、ネット環境の広がりようや有機栽培という概念が曖昧なところでは、たとえその国にウーフが存在していたとしても、未だ登録数はそこまで多いとはいえません。
ウーフの存在する国をいくつか例に挙げると、アフリカではカメルーン、シエラレオネ、トーゴ、ウガンダ、タンザニアなどがあり、
ヨーロッパやアメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、アジアでは中国、韓国、インドなどさまざまな国に広がっているようです。
くわしくはWWOOFのHPから。
現在、わたしはカナダ、韓国、日本のウーフのメンバー会員ですが、それぞれの国のウーフへの登録料は日本円にして5500円前後が平均的です。
どんな人がWWOOFを利用するのに向いている?
いろんな農業のあり方を垣間見たい人向け
わたし自身が日本の農家さんに長期でバイトに行ったりしていた時期もありました。
しかし、いろいろ巡るにつれて、世界ではどんな「農」の形があるんだろうと気になり、たまたま見つけたのがこのWWOOF(ウーフ)のサービスでした。
ウーフのホストは基本的にどんな農園で、どんな作物を栽培していて、どんなことを学んでもらえるかということを丁寧に紹介してくれているところが多いです。
なので、それらの情報をみながら自分が学びたいと思った内容とマッチしたホストを選べばいいのです。
もはやほぼ語学留学と同様!その国の言語を習得できるチャンスにつながるかも
英語をはじめとする、そのほかの言語を勉強したいひとにも、すごくおすすめです。
滞在中お金を使うこともほぼないので、交通費さえ確保出来たら今すぐにでも行けちゃいます!
たいていはお世話になるところの方(ホスト)と暮らす形になるので、ある意味、相手が一体何を言っているのかわからなくても、
英語を使わざるをえない環境に身を置くことができるので、語学力が伸びる人はかなりぐんと、伸ばすことができると思います。
私の場合、カナダでお世話になった1軒目のホストが一人暮らしのおばあさんでした。
このようなケースの場合、常に1対1で話をしないと会話がない状態が続いてしまうこともありえます。
特に相性が合わない場合だと辛くなってくることもあるかもしれません。
幸運にも私はすごく相性がよい方と巡り合えたので、学びがめちゃくちゃ多かったです。
メリットを挙げるとすれば、じっくり話を聞いてもらえるので、その分、自分の成長が早いことだと思います。
うまく自分に合ったホストを探すためのコツ
自分に合うホストの探し方としては、自分がまず何に興味があるのかを明確化させることが大切です。
そうすると、かなり数がある場合でも絞って、自分がどこのホストの農園でお世話になりたいのかがみえてきます。
そうして「行きたい!」と思えるホストを見つけたら、ウーフの会員ページにログインして、メッセージを直接送ります。
ホストに滞在交渉する際のメール参考例
参考程度に、わたしが実際送っているメッセージをそのままコピペ。
Hello, My name is 〇〇〇〇(名前) from Japan.
I’m really interested in herbs, so I’d love to learn about herbs mainly from you.
Also, I’ve wanted to visit 〇〇(場所) one day, so I will be so happy if I go there and help you.
Though my English skill is poor, I try to do my best.I got a working holiday visa, so I can stay in Canada up to maximum for a year.
I’m going to leave Japan during this October, so probably I can go there from the middle of October.I’m looking forward to hearing from you soon.
〈訳〉
こんにちは、日本の〇〇〇〇(名前)です。
私はハーブにすごく興味があり、あなたからハーブを中心に学びたいと思っています。
そしていつかずっと〇〇(場所)を訪れたいと思っていたので、
お手伝いしに、そちらへ行けたら光栄です。
私の英語力は乏しいですが、ベストは尽くします。ワーキングホリデーのビザを得たので、
カナダに最高1年まで滞在することができます。
10月中に日本を出る予定なので、
おそらくそちらへは10月半ばには行くことができます。それでは返信たのしみにお待ちしております。
これは実際に送ったメールで、文法やら正しくないところはあるにせよ、想いが伝わったのか、ホストからの滞在許可の連絡をいただきました。
そこからは自己紹介をしたり、実際いつ訪問予定で、どれくらいの滞在をさせてもらえるか、等の確認をしておきます。
事前にやり取りをする分、かなり安心感は得られると思います。
そうしてあとはその場所へ行くだけです!
※もちろんやり取りをしている中で断られるところも出てきますが、今回は縁がなかっただけ、と思ってあまり気落ちしないようにしましょう。
行きたい国の言葉が話せない場合
たとえ行きたい国の言葉が話せなくても、問題ありません。
ただし引きこもりとかにならないように、とにかくコミュニケーションを取ろうとする姿勢は求められます。
わたし自身も、韓国にウーフを使って1ヶ月ほど滞在しました。
しかしわたしは韓国語が話せません。挨拶レベルの韓国語ならできるものの、日常会話なんてほど遠いレベル。
ホストも簡単な英語なら話せるという話だったけれど、十数個の英単語を知っている程度で会話が成り立つものではありませんでした。
そんなときに活躍してくれたのはインターネットの翻訳機能。韓国語の場合だと、韓国人の方からゴリ押しされたのはnaverの翻訳機。
他の翻訳機能だと結構「へ?」ってなるものが多いらしいのですが、このnaverの機能だとほぼすべての文章がわかりやすいんだそうです。
とにかく事前にコンタクトさえしっかりとれていれば、あとは現地に行けば怖いものなし!
その場のノリと、その後の自分のやる気次第でなんとかなるものです。

韓国滞在先で仲良くなった女性陣と紫芋のマッコリで乾杯なんてことも!
最後に
感覚がなかなか掴めるまではちょっと行く自信がない方は、日本でWWOOF ジャパンを利用してみるのもありですよ!
わたし自身は、ウーフのおかげで、たくさんの方と出会って、暮らしや考えに、いい意味でいっぱい影響を受けています。
それにいろんな場所やそこに根付く生き方を学ぶことで、自分のありたい姿が見えてくることもあります。
また観光しているだけでは気づけない街の本来ある魅力をたくさん地元の人から学ぶことができるのもメリットです。
ウーフをしている人を俗にウーファー(WWOOFer)と呼びますが、ウーファーの中ではあまりにその農園を気に入って、そのまま就職!!なんて方もめずらしくないようです。
Let’s try wwoofing:)!
というわけで、ぜひ気になる方は利用してみてくださいね。
それでは今回はこれにて。ではまた!