落合陽一「日本再興戦略」が現実化したら素晴らしすぎる話【書評】




こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。

「情熱大陸」で落合陽一さんという科学者を知りました。

セイカ
お菓子が主食で、カレーはストローで飲むし、一体何者なんだ…。

というのが第一印象でした。

30歳という若さにして”現代の魔法使い”とも言われている落合陽一さんの生き方は知れば知るほど魅力的でこれからの世の中にワクワク感が溢れてきます。

そんな落合陽一さんの著書の大ベストセラーで、今もamazonの書籍売上ランキング1位(2018.3.11現在)の「日本再興戦略」を読みました。

編集者は箕輪厚介さん。

「日本再興戦略」以外にも「お金2.0」「モチベーション革命」「多動力」などの話題著書を編集された方です。

「日本再興戦略」は発売1日で8万部、5日ほどで11万部という異例の発行部数を誇る「日本再興戦略」の書評を今回は書いていきます!

落合陽一って誰?

「メディアアーティスト」という肩書きで、日本再興戦略を実践すべく、多岐にわたり活動をされている方です。

1987年生まれ。

筑波大学で学長補佐も務める。

28歳という若さで、青色発光ダイオードの中村修二さん以来の日本人2人目にワールドテクノロジーアワードを受賞。

落合陽一著「日本再興戦略」を読んで印象的だった5つのポイント

本書を読んで、個人的に気になったポイントや大切にしたいキーワードをピックアップしてみました。

日本を再興するための戦略。

人任せではなく、自分も目の前にあってできることをやっていくのみ!

今のあなたの「理想の生き方」は本当にしたいこと?

本書の中で、今の日本人の生き方が画一的なものを目指していることを指摘する文脈があります。

その原因は、トレンディードラマ、拝金主義によるもの。

マスメディアによる価値観の統一やトレンディードラマによる人生のサンプルの流布のせいで、日本人が目指す人生像がとても画一的な凝りかたものになってしまいました

(中略)

トレンディードラマのような町に住んで、家を買って、子どもを塾に行かせて、私立の学校に行かせて、やがて病院で死ぬというような画一的なイメージです。本当は「人がこうなりたい」というイメージは多様でいいはずなのに、ひとつのイメージをマスメディアが押し付けると、社会構造として極めていびつになってしまう上、それが実際に物理化し出すのです。

(中略)

とくに日本人はマスメディアに植え付けられた「普通」という概念にとらわれすぎです。多くの人は、普通こそが天地神明の理だと思っていて、全てのことを「普通」で片付けます。

しかし実際には、普通が一番だと思っているのが、一番の間違いなのです。普通は多くの場合、最適解ではなく、変化の多いときには、足かせになるのですから。

普通の生き方ってなんでしょうね。

あなたが今お金を貯めているのはなんのためでしょうか。

一度きりのあなたの人生を通して、あなたがやりたいことはなんですか。

セイカ
確かにみんな目指しているところが同じで気持ち悪いと学生時代感じたことが多々あったなあ。

人口減少・高齢化は問題ではなくチャンスになる

「人口減少や高齢化は、絶望的だ。どうする、これからの日本!」てな感じでよく世間では語られていますが、中国をはじめ、十数年後には日本と同じ道を辿る国々が増えてきます。

そういう意味では日本がそれに対する画期的な手段を取れば、決して暗い未来だけが待ち受けているわけではないのです。

落合陽一さんがチャンスだと考える3つの理由がこちら。

  • 省人化による「打ち壊し運動」が起きない

高齢化により働ける人が不足するので、仕事を機械化したところでクレームを挙げる人がおらず、反発運動なども起こりにくい。

労働力不足を補うには、機械化が手っ取り早く現実的な手段。

  • 世界に先駆けて、高齢化社会を生き抜くスキルを「輸出」できる

中国をはじめとし、これからの世界のあちこちで、高齢化社会が待ち受けています。

日本は世界に先駆けて少子高齢化対策技術を作り上げておくことで、そのスキルを各国に輸出の切り札として使えるのです。

また、インバウンドの人材誘致戦略などにも置き換えられるであろうと。

  • 子どもに投資ができる世の中になる

子どもが減るということは、子どもをより大切にしようという意識が芽生えやすくなります。

子どもに対してお金をかけるということは社会善になるので、不平が出ることもない。

人材教育にコストをかけられる国になるのです。

東洋人としての尊厳を取り戻そう

日本は今まで「西洋」の思想に影響を受けて、それらのいいとこ取りをして今の国家を作り上げてきました。

そこにも限界がみえてきて、今一度、日本独自の価値観を見直そうよという話。

西洋的思想の根底に流れるものは、個人が神を目指す、全能性に近づいていく思想です。人間はどこまで行ったら最強の個人になれるか、神になれるかという勝負です。つねに神と対峙し、神に許しを請う思想です。

それに対して、東洋的思想とは、一言で言うと、自然です。日本人は、どこまで行っても自然の中にある同質性・均一性にひもづいています。森の中から出てきて、律令の「近代政策」をとって前代近化を行ったかと思えば、今度は伊勢神宮のようなシステムを持ちうる。自然のエコシステムとの距離感を保ちながら暮らしていくという思想です。

ポピュリズムやグローバリゼーションの民主主義の限界が見えつつある今。

集団の中で個人は正しく物事を判断しにくいから、「個人」として判断するのではなく、重層的に物事を判断することが大切になってくると本書で述べられています。

「僕らにとって誰に投票すればいいのだろうか」

「僕の学校にとって、会社にとって、誰に投票するのが得なんだろう」

という判断基準を持って、決定する。

ワークライフバランスは果たして本当にいいものなのか?

ワークライフバランスとは、仕事と私生活をきっちり分けようというもの。

落合陽一さんがここで提唱するのは、ワークライフバランスではなく「ワークアズライフ」という働きかたです。

日本人はもともと歴史を辿れば、百姓として、仕事と私生活の区切りがあまりない暮らしをしていました。

それでも過労死という言葉はなかったし、仕事の中に暮らしがあるというのが案外理想的なのかもしれないということです。

自分自身がストレスを感じていないのであれば、無理してワークライフバランスを取り入れる必要はないのだと。

セイカ
これはまさにその通りだなあ。私もそういう暮らしがしたくて、高知の山奥に移住した!

日本再興のキーワードは「テクノロジー」

ロボット、自動運転、自動翻訳、ブロックチェーン、トークンエコノミーなどの最新テクノロジーを率先して取り入れていくことで日本のこれからは変わる。

本書の中でも、

ブロックチェーンやトークンエコノミーをうまく生かすことで、日本は国の形、社会の形、仕事の形、個人の形を世界に先んじてアップデートすることができます。思い切って舵を切れば、他国の20年先を行くことも可能です。

このような表記がありましたが、確かに日本人は機械との親和性が高いので、チャンスはある。

セイカ
実際にウォシュレットトイレやロボットが日本には馴染んでいるしね。

2020年のオリンピック開催時には5Gを導入予定で、これは世界でも最先端をいく。

ブロックチェーンといえば、仮想通貨と聞いてなんだか胡散臭く感じる人もいますよね。

わたしもその一人でしたが、本書を読んで、ブロックチェーンという技術(分散型の台帳技術)を浸透させるには手っ取り早い手段だったのだと気がつかされました。

また本書の中で「トークンエコノミーは中央集権から脱する切り札になる」とも述べられていて、そこの部分を読めば地方在住者、あるいはこれから地方で暮らしたいと思っている人にはかなり希望を与えてくれる話が書かれています。

実際、日本の歴史をたどると、地方自治である方がうまくいくんだとか。

「日本再興戦略」を読んだ率直な感想

世間で話題になっているキーワードに踊らされることなく、自分軸で物事を選ぶこと。

そして行動すること。

本書を読んで、そんなことを思いました。

最後に読者向けに書かれたメッセージも印象的だったので引用させていただきます。

「手を動かせ。モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取った後に批評しろ」

僕は研究室の学生によくそう言っています。悩んでばかりでは意味がない。とにかくやってみる。その繰り返しの末にオリジナリティが生まれ、世の中を変えることができる。

それが僕の伝えたいメッセージです。

これと同義の言葉をTwitter上でも書かれていました。

本当にその通りだな、と。

それぞれみんな、生き方はもっともっと多様であっていい。

愛のない否定をすることなく、お互いの考え方を認め合える、多様性のある世界になればいいなと思うし、自分もそういう人間でありたい。

「改革や革命をおこすための本ではなく、アップデートするための本」と言われていることだけあって、何も難しいことはありませんでした。

新しいことに対しても煙たがらずに、中身をちょっとのぞきこむ、なんならそこに飛び込むくらいのフットワークの軽さを持っていたいなあと思ったのでした。

歴史、テクノロジー、文化などのあらゆる面から述べられた文章なので、説得力があります。

この本を10万人以上が読んでいると思うと本当にワクワクする。

まだ読んでいない方はぜひ手にとって読んでみてくださいね。

それでは今回はこれにて。ではまた!









ABOUTこの記事をかいた人

91年滋賀県生まれ。本山町地域おこし協力隊、 猟師見習い、フォトグラファー、ライターやってます。 カナダに永住する予定が、高知に移住し、山師の夫と結婚。0歳の息子と3人で山暮らし。 自分らで切った木で家をセルフビルドするのが直近の目標!