こんにちは。セイカ(@seyca_ktd)です。
ついに2年目の我が家の田んぼも稲刈りシーズンを迎えました。
思い返せば、今年は妊娠して全然田んぼ作業ができなかったけど、旦那さんがまっすぐに田んぼと向き合ってくれていたから、今年も無事に迎えられた稲刈り。
主食を自分たちの手でつくるってのは本当に豊かなことで、日々ごはんを食べながら、笑顔がこぼれます。
目次
昔の妊婦さんは生まれる直前まで農作業をしていた!?
こんな話、よく聞きますよね。
今ほど機械化されていなかった時代に、人手が必要でどうしても無理をしなくていけなかった部分はあれど、やっぱりすごいなあと関心してしまいます。
毎日散歩を1時間ほどするようには心がけてはいるものの、妊娠前の運動量からはすさまじく激減しているので、果たして出産する体力なんか残っているのかと心配になります。
幸いにも、稲刈り前日が37週の検診で、産婦人科の先生からも「どれだけ身体を動かしてもいいからね」と一言。
そう、この時期は「正期産」と行って、むしろ陣痛を促すのと産道を通りやすくするためにも運動をしたほうがよい時期。

というわけで、わたしも稲刈りをがっつりしようとやる気満々で挑みました。
我が家の田んぼの稲刈りの様子
泣けるほどに天気がよすぎてダレましたが、無事になんとか稲刈りを終えられました。
昨日の稲刈りの様子。除草剤、農薬なしで今年も立派に育ってくれました。
助っ人は大人5名にスーパーキュートな癒し係が2名と1匹。今の今まで疲労感で倒れ込んでましたが、ようやく復活したので、これから仕上げの作業に行ってきます! pic.twitter.com/UTTYdjEqut
— セイカ (@seyca_ktd) 2017年10月12日
今回は乳飲み子を連れたママとその旦那さん、そして友人と田んぼの師匠の奥さんも手伝ってくれて総勢8名で作業。

一部排水できておらず、ぐちょぐちょになって田靴でないと入れないようなところは機械も入れないので、手刈りをします。
ハデ掛けするなら稲刈り機の「バインダー」が大活躍!
最近ではすっかり「コンバイン」という機械が主流ですが、我が家はハデ掛けで天日干しするのに、「バインダー」という機械を使います。
1年ぶりに使う「バインダー」という稲刈りの機械に、苦戦する旦那さん。
昨年はお借りしたのですが、今年から縁あって自前のものになりました!
作業中、「バインダー」が畔から坂道を転げ落ちたり、始動ロープが切れたり、紐の掛け方に苦戦したりしましたが、なんとか作業も軌道に乗れば一瞬です。

「バインダー」は刈り取りから結束までを一瞬のうちに済ませてくれます。
機械の力はやっぱりすごい…。
そしてその機械を使って、助っ人で来てくれた男性陣がひたすら刈る、刈る、刈る!
刈り終えたところから順番に稲木に掛けていく
刈ったところから、順番に稲木を組み立てて、稲をかけられるようにしていきます。

今年もたくさんの方の力添えを得て、今年は1日で1反の田んぼの稲の刈り取りとハデ掛け作業が終われました。
ちなみに昨年は3畝をすべて手刈り、残り7畝はバインダーで刈り取りをしたので、丸2日かかりました。

終わったあとの達成感よ。

雨よけでビニールも被せてやります。
新米が食卓にのる日まで、あともう少し!
ハデ掛けにした稲はいつまで乾燥させるの?
こうして稲木にかけた状態で、天日でお米を乾燥させていくのですが、おいしいとされる水分含有量は17%ほど。でも、それだと貯蔵性が悪く、精米しても籾が残ってしまったりするので、15%くらいがベスト。
それよりも乾燥しすぎると、逆にお米粒が割れやすくなってしまったりして、炊飯すると食味も落ちるそう。
昨年は雨が多かったので、天日だけでは乾燥具合が足らず、乾燥機に少しだけかけさせてもらましたが、さて今年はどうなるやら。

今後の作業は「脱穀」!
稲刈りさえ終えれば、新米を食せるまで本当にあともう少し。

…と、ほっと一安心しながらも、脱穀してから稲わらを束ねて運ぶ作業もなかなかの重労働なので、そこが終わるまでは、なんだかそわそわします。その後は籾で保存して、食べる直前に精米します。
なにより今年もおいしいお米を食べれそうなので、その日を待ちわびてやまなない今日この頃です。
ちなみに、久しぶりに妊婦になった身体を酷使しすぎて丸2日ほぼ寝たきりで疲労感に襲われていたのはここだけの話。
作業自体は手刈りをしたり、稲を結束したり、ハデに稲を掛けたりして、思っていたよりは動けました。そのせいで身体が疲れ切りましたが、でもこれで体力と筋力が少し戻ってきて、出産いつでもこーい!という感じになれました。
妊婦さんで農作業する方は、無理しないようにしてくださいね。
それでは今回はこれにて。ではまた!