こんにちは!餅が好きすぎて、家にあると無限に食べてしまうセイカ(@seyca_ktd)です。
さて、先日私の息子が1歳担ったお祝いで、木こりの夫が自分で木臼を作ってプレゼントしました。

実はこのときがはじめて一から全て餅つきの準備をしてやったのですが、思った以上においしくお餅がつけたので、今回はその餅つきの準備とやり方、おいしい食べ方をご紹介していきます。

でも意外とやってみると誰でも簡単にできるので、杵つき餅のおいしさをたくさんの方に楽しんでもらいたい…!
目次
餅つきの準備
餅つきはなんといっても事前準備がすべて。
一つでもやり忘れると、当日の餅つきが失敗…なんてことにもなりかねないので、計画的に餅つきの準備を進めましょう!
大きく分けると、餅つきをするにあたって2つの準備が必要となります。
- 杵と臼に関する準備
- もち米に関する準備
以上、2つです。
杵と臼に関する準備
木製の杵と臼を使用する場合、木が割れにくくするのと、餅がひっつきにくくするためにも前日から水につけておくようにします。
ひょっとしたら臼は石臼を使われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合はつけなくても大丈夫です。
杵は木製がほとんどだと思うので、杵だけつけておきます。
杵をこれから購入するのであれば、ケヤキなどしっかりしたものを購入するのがおすすめ。
こんな可愛らしい子どもサイズのもあります。
そうしたら次はもち米の準備です。
もち米に関する準備
あまりにもち米の量が少ないと冷めやすくなってしまうので、ある一定の量はやはり欲しいところ。
臼のサイズにもよりますが、我が家では2升はつくようにしています。
1升がだいたい1.5kgくらいなので、2升つこうと思うと、もち米を3kgほど用意すればOKです。
また、注意点としてもち米はその年に収穫されたお米を使うのがおすすめ。
古米だと、浸水時間を長くするといいのですが、時間によってはうまく餅にならない…なんてこともあり、我が家も一度失敗してしまったことがあるので要注意です。
もち米はネットでも簡単に入手できます。
もち米が手に入ったら、遅くとも餅つきをする前日夕方から晩ころには、濁りがとれるくらいまで軽く洗って、しっかりもち米が水に浸かるようにさせます。
餅つきの最大のポイントはこの「浸水」です!
餅つきで必要なもの、材料
- 杵、臼
- もち米
は上記で述べた通りですが、続いて、ここでご紹介するものも餅つきをする当日までに揃えておきたいものです。
餅とり粉
2升くらいの餅つきなら、餅とり粉も1袋あれば十分に足ります。
餅をひっつきにくくし、丸めやすくできるので、餅つきにおいて「餅とり粉」は必需品。
よもぎ餅にしたいなら「よもぎ粉」
よもぎ餅とあんこには目がない私は、せっかく杵つき餅が食べられるならと毎回用意するのが「よもぎ粉」。
餅つきするのを2回にわけてすれば、1回目は白餅、2回目はよもぎ餅という風に1度で2種類の味のお餅を楽しむことができます!
よもぎ餅がお好きな方はぜひお試しください。
他にも、粟やあずきなど好みのものを入れて、餅つきするのも楽しいことまちがいなし。
餅と一緒に食べる具材
定番でいうと、「あんこ」は欠かせません。
大福みたいな「あんもち」を作るのであれば、前準備としてあらかじめ、あんこを適当なサイズに丸めてバットに置いてラップをしておくと段取りよくできます。
それ以外の餅と一緒に食べる食材で購入しておきたいのは「きなこ」ですね。
どちらもよもぎ餅にも合うし、よもぎ餅をつくのならこの2つは必ずそろえておきたい材料です。
お餅つきのやり方。手順を写真つきで解説!
1.もち米を蒸す
浸水しておいたもち米を蒸し器で蒸していきます。

我が家で使っているのは直径30cmほどの竹のせいろ。
私が持っているのは、高知のメーカー「竹虎」という国産竹を使って作られたせいろで、なかなかの値段がするのですが、カビないようにさえしていれば、かなり長く使えます。

ステンレスの蒸し器でももちろんOKです!
蒸すときに、「蒸し布」があると、蒸したもち米を取り出しやすく、洗いやすいので便利です。
我が家では麹を起こすときに、うるち米を蒸すときにも大活躍しています。
蒸し時間は、もち米の量や火力にもよりますが、だいたい1時間かからないくらいで蒸せます。
時々、蒸し器をあけてもち米の硬さをチェックしてみて大丈夫そうであれば、取り出すとよいと思います。
我が家では1回ですべてのもち米を蒸せなかったので、1回目の餅つきをしている間に2回目につく分のもち米を蒸す、という段取りで進めました!
2.杵と臼をお湯で温めておく
これも地味に重要な作業です。
前日までに水に浸けて置いた杵と臼を、次はお湯で温めておきます。
こうすることによって、投入したもち米を冷めにくくするのです。
3.餅つき開始
「え!さっそく!?」
って感じですが、もち米が蒸せたら、あとはスピード勝負で、冷めないうちに餅にすることがなによりも最優先です!
餅がつけたら、丸めるようになるので、餅を置くところや餅とり粉をいつでも取り出せるように準備万端にしておくこと。

もち米が臼に投入されたら、杵で餅っぽくなるまでこねます。

こんな感じで、うんとこどっこいしょ!って感じで、とにかくこねます。ひたすらこねます。
このときに杵や臼にもち米がひっつくようであれば、手水をつかいます。
その後は、餅つきといえばこの動作!というように、体全体を使って、餅をついていきます。
全体的に餅がなめらかなになり、粒感がなくなっていれば完成。

ちなみに合いの手の人は、餅全体にぺったんぺったんしてほしいので、外から中へ餅を織り込むようにしていくと全体的に餅をついてもらいやすくなるので、それを意識するといいようです。
4.餅を丸める

餅がつけたら、熱いうちに餅を適当なサイズに切り分けて丸めていきます。
のし餅にするもよし、鏡餅用にサイズ感を変えて丸めていくのもよしです。
我が家は一升餅を息子に担がせたかったので、一升分のもち米をのし餅にしてリュックに入れ、歩かせました。
その後は、程よい硬さのときにのし餅を包丁で切り分けて、冷凍して保存。
5.杵と臼を洗う
そして、餅つきしたら達成感でホッと一息つきたいところですが。
杵と臼についた餅を放っておくと、後の掃除が大変になるので、温かいうちにお湯を張っておくなり、掃除を済ませておくと、あとからが楽です。
蒸し器で使ったお湯がまだ温かいはずなので、そのお湯を使うとより経済的でエコ!
ここまでが餅つきの全工程です。
あとはつきたてのお餅を温かいうちに楽しむべし。
つきたての餅の保存方法
お餅は冷暗所で乾燥させつつ常温で保管します。
冬場ならカビにくいですが、それでもお餅はカビやすいので、すぐに食べる分だけ取っておいて、あとは冷凍保存するのがおすすめです。
つきたての杵つき餅の我が家流の食べ方
ど定番ですが、昔から我が家で食べている方法がこの3つなので、ついついこの味になってしまいます…。

- あんこ
- きなこ+砂糖
- 大根おろし+ポン酢または酢醤油
この3つの食べ方は定番だけど、どれだけ食べてもおいしくとまらなくなります。

特筆しておきたいのはやっぱり「よもぎ餅」。

あんこをつけて食べてもおいしいし、両方つけてもおいしい…。
それ以外の変わった食べ方でいうと、昔宮城県で餅つきをしたときに食べた「納豆餅」はめちゃくちゃおいしいので、これもおすすめ。
市販の納豆に砂糖と醤油を入れて、それをつきたての餅と食べるのです。

ぜひお試しください。
日本の伝統、餅つきは何度やってもハマる。なにより杵つき餅のおいしさが最高
というわけで、以上餅つきのやり方や準備についてご紹介してきました。
杵つき餅のおいしさはなんといっても、市販の餅には出せないなめらかな感じと、絶妙な食感です。
杵と臼を保管できる場所があるなら全国民やるべきなのではないかと思うくらい…。

我が家も1年に数回はやるつもりをしていて、今年も年末に餅つきします。
このブログ記事を読んでくださった方もおいしいお餅がつけますように。
それでは今回はこれにて。ではまた!