狩猟女子ちはるさんの講演を聞いて、改めて田舎暮らしで大事にしたいこと




こんにちは。せいか(@seyca_ktd)です。

わたしの住んでいる地域のNPO団体「ONEれいほく」による半農半X講座のプログラムの一環で、福岡県糸島市に移住して『いとしまシェアハウス』を運営されている方を呼んでの講演会が行われました。

わたしも彼女の活動はSNSを通してみていたこともあり、一度ぜひ直接お会いしてみたいのと、お話をぜひ直で聞いてみたい!と思い、参加してきました!

講演者の「畠山千春さん」ってどんなひと?

この本で狩猟女子として一躍有名になった、ちはるさん。

ちはるの森」という個人ブログも運営されていて、日々の暮らしや狩猟に関することを書かれています。

東日本大震災を機に、買い占めなどを目の当たりにして、このまま関東圏に暮らし続けていれば、また同じことが起きたときに死んでしまうと感じた危機感から、『信頼できる人とコミュニティをつくる』ことを意識して、今の暮らしに辿りついたそうです。

それが今運営されている移住先での取り組みの『いとしまシェアハウス』という食べもの・エネルギー・しごとを自分でつくるという田舎のシェアハウス。

このシェアハウスのおもしろいところは、一人一役あって、ちはるさんの場合だと、狩猟とライター、メディア担当。

その枠におさまらず、講演業だったり、田舎暮らしのコンサル、最近ではオーガニックコスメの開発などにも取り組んでおられて、複業で生計を立てておられます。

またこのシェアハウスのとっても気になっていたのが韓国の「オンドル」という床暖房を自作されていたところ。

エネルギー効率がよいものとして、薪をつかう暮らしができるようにと、オンドルも取り入れていて、聞けばオンドル用には一日薪が5〜6本あれば十分に翌朝まで温かくなるんだそう。

火を巡らすのではなく、煙を巡らす上、蓄熱性の高いレンガを使用しているからぽかぽかと遠赤外線で温まる。

なんて素敵なんだ。我が家にもほしい…。

というわけで、講演内容で印象的だったことを共有します!

 里山で生きるということは、自分たちの居場所を自分でつくる/守るということ

ちはるさんが暮らされている糸島も、海と山とが共存している自然豊かな地域。

そんな里山は、いわば人間と動物の境界線のような地域でありながらも、近年人口減少によって、その境界線が薄まってきてしまっている

木こりや猟師さんたちが守り続けてきた山も、担い手が不足している上、一昔前は山の中ではオオカミが一番強くて生態系も守られてきたけれど、絶滅してからそのバランスも崩れ、人間が営む山での暮らしの様相は大きく変化してきている。

畑や田んぼも景観が悪くなるけれど、電気柵がないと守ることができなくなってきてしまっている現状。

その現状に対して、ちはるさんはもっと田舎に人を呼んできて、里山での人間活動を増やしていき、少しでも人間と動物がもっとよい形で共存できるようにしたいと思っているそう。

特に田舎は暮らしのコストが低い。

いとしまシェアハウスの場合、8人で割り勘。

我が家でも1ヶ月の食費は2人で28,000円なので、8人で割っても3,500円。

こりゃすごい!

これだけ安くおさえれられているのは、ご近所さんからのおすそわけや自分たちでつくるお米、野菜、そして狩猟でとったお肉のみを食べることで、買い物へはほとんど行かないそうな。

これだけ生活コストが安いと、新しいことにチャレンジするハードルが下がるので、みんながクリエイティブになりやすい環境になる

人をどんどん巻き込むために、オープンであることを心がけているというちはるさんは、何が大事なことなのかということを常に見極めて、それを実際に行動にも落とし込んでいて、とっても素敵な女性でした。

食べることは同化すること

これもちはるさんの言葉なのですが、とても共感したのはこの部分。

わたしの大好きな言葉にこんな言葉があります。

「what you buy is what you vote.」

要は「あなたが買うものはあなたがそれを応援している、つまり思考の意思表示である」という意味。

この【buy(買う)】は他にも置き換えられると思っていて、たとえば【eat(食べる)】に置き換えてもそう。

「医食同源」という言葉の通り、食べたものからわたしたちのカラダは作られています。

だから食べたものと同化するというのは本当にそうで、手軽に簡単を求めがちな今の時代だからこそ、もっと食の根源を見直す機会ができたらいいなあ。

ちはるさんがいう「同化」はさらに奥深く、屠殺していただくその動物たちの命の歴史なんかをも含めて言われていました。

でもそれって狩猟を実際にやってみるとわかるんですが、実際食卓で食べるときに、その屠殺したときのシーンだったり、ストーリーがあってそれが鮮明に脳内をよぎるんですよね。

それはトラウマとはちがって、その子の命をいただくというのはそういうことだと思うんですよね。

それが「いただきます」の本質なのかなと、わたし自身も狩猟をはじめて感じてきたことです。

ちはるさんの話を聞いて、これから実践したいこと

ひさしぶりに刺激的な話を聞けました!

わたしも悩み悩み、今の暮らしに落ち着いて、今の自分の軸の部分が形成されてきた感じがありますが、この先をあまり明確に思い描いたことがありませんでした。

ただ好きな人と笑って、好きな場所で暮らしたい。

突き詰めれば、わたしにとってこれだけあれば、死ぬときに「しあわせだった!」と言って死ねる自信があるんですが、せっかくの人生だからなにか使命感を持って生きるのも楽しそうだなあと思ったのでした。

とはいえ、自分を見失わない、自分の身の丈にあった暮らしはこれからも実践していきたいし、無理に誰かを巻き込んでこれをやりたい!なんて願望も強くはないのですが、誰かとなにかを共有することを持つ時間は持ってもいいのかなあ。

田舎で暮らすにあたって、大切なことを教えてもらえたような気がします。

ちはるさん、そして企画してくださったONEれいほくのみなさま、ありがとうございました!



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ABOUTこの記事をかいた人

91年滋賀県生まれ。本山町地域おこし協力隊、 猟師見習い、フォトグラファー、ライターやってます。 カナダに永住する予定が、高知に移住し、山師の夫と結婚。0歳の息子と3人で山暮らし。 自分らで切った木で家をセルフビルドするのが直近の目標!