こんばんは。せいか(@seyca_ktd)です。
高知県といえば土曜のオーガニックマーケットが有名で、ちょうど1年ほど前にわたしもブログに記事をまとめていました。
参照:[高知]日本で初めて行われたオーガニックマーケットはここ!池公園の土曜市がおもしろくておすすめ!
そうなんです。これを見てもらうとわかるんですが、どうも日本で初めて開かれたオーガニックマーケットは高知というお話。
最近全国的に「有機栽培」が注目されつつある中、高知県では「高知オーガニックフェスタ」というイベントがついに開催されました!今回が記念すべき第一回!
高知オーガニックフェスタ、行ってきました。
というわけで、やってきました、今回の会場であるサンピアセリーズ。

外観からは想像していなかった、とっても高級感のあるホテルでした。
入り口を抜けるとさっそくこのポスターを発見!
導かれるがままに会場へと向かいます。
出しているお店はこんな感じ。
オーガニックマーケットで見かけるブースもちらほら。で、やっぱり出している内容も生鮮野菜から加工品、焼き菓子、生乳、米、米粉、小麦粉などなど。
ちょっとお弁当類を出しているところが少なくて、それが残念だった印象あり。
1時頃に訪れたらほとんど弁当を出していたところはだいたいどこも完売で、ようやくありつけたのは岡岩商店さんの「鯛飯」でした。
なんとおまけつき!昆布だしに鯛のうまみも効いていてとってもおいしかった〜。
こちらは乱獲する漁業をなくすために、一本釣りの猟師さんからしか仕入れないというこだわりっぷり。
会場をぐるっとまわると、消費者が「応援したい」と思う生産者を増やしていければこの世の中だいぶガラッと変わる気がする、と改めて感じたのでした。
海は貧血である。生物は鉄が必要不可欠なのです。
第二部はフォーラムということで、会場を移動。これまた広い!けれどあっという間に満席になっていました。

さっそく時間になると、NPO法人森は海の恋人の理事長である畠山重篤さんによる基調講演会がはじまりました。
オーガニックと聞くと、農業の専門家の方の話があるのかと思いがちですが、なんとこの方は牡蠣の養殖をしたりする漁師さんだったのです。
しかし、ずっとお話を聞いていると、どんどん話が膨らんでとにかく引き出しの多いこと!
「漁師だけど、木を植えるんです。」って話がとっても印象的で、自然の摂理を細分化しないで、ひとつのまとまりとして捉えているところに共感しました。
海を辿れば、川にいく。川を辿れば、山にいく。
だから海を愛せば、山も愛す。
近著にはこんな本も。フランスと日本は牡蠣の養殖で支え合っている歴史があり、ルイヴィトンともそこからつながりが生まれ、この話を書くことになったそう。
その他にもとても「鉄」の重要性についても訴えかけておられる方でこんな著書までも!サブタイトルにある台詞も畠山さんが講演中、何度も言われていました。
この上記2冊は会場でも販売されていて、サイン会が同時に行われていました。
その後も高知で農業を営む方や関係者のパネルディスカッションも。
ここではそれぞれのメンバーが自己紹介をしたあと、コーディネーターである山下農園の山下一穂さんがパネラーの方に質問を投げかけていくんですが、ここでも畠山さんに話が振られるとノンストップ状態に!
簡単にパネルディスカッションの内容をまとめてみると…
・環境教育こそこれからとっても大切になっていく。感性が退化しやすい今だからこそ、「自然観」を取り戻す必要がある。
・大規模ではなく、小規模で持続可能な農のあり方を考えていこう。
・有機栽培を応援してくれる人だけでなく、興味のない人も立ち止まって考えてもらうきっかけづくりを。消費者自体が変わっていく必要がある。
それ以外にもあっちこっち多岐に話題がひろがりましたが、主にはそういった内容のパネルディスカッションでした。
兎にも角にも畠山さんは「自然は循環していて、すべてつながっている」ことをなによりも訴えたかったのでは、と思いました。
というわけで、無事に終わった「
第一回 高知オーガニックフェスタ」。また第二回も来年に開催されるだろうから、次回も楽しみに、今自分もできることを模索して実行していければなあと思います。それでは今日はこれにて。ではまた!
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