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こんにちは。せいかです。
久しぶりの高知県外ネタ。
こちらの本、結構わたしのツボをついてくるような場所が
たくさん紹介されており、今回紹介するお店もここに載ってました!
そもそも行くきっかけになったのは、
味噌作りを手伝ってくれた友人が「行きたい!」と言っていたことから。
参考: 暮らしをつくるための第一歩。自家製味噌を仕込みました!
『花嫁のれん』の町で女将のつくる最高の醤油に出会う
そのお店は、金沢市街から車を1時間ちょっと走らせた七尾市の
落ち着いた雰囲気の商店街、『一本杉通り』にありました。

最近訪れる醤油の蔵元が高確率でこの本に載っているんですが、
ここもまたそのひとつ。
全国のおいしい、こだわりのある醤油の蔵元が載っていておすすめの一冊。
そう、今回ご紹介するのは、『鳥居醤油店』というお醤油屋さん。
土蔵づくりのずっしりした外観は、国登録有形文化財になっているんだそう。
こちらのお醤油屋さんの魅力的なところがほんとうにたくさんあります。
お店に入る前から醤油のよい香りが漂ってきています。
そして中に入ると、笑顔で気さくな雰囲気の女性が迎え入れてくれ、
思わず「ただいま!」なんて言いたくなっちゃうほど。
キャッシャーも昔ながらのものでこれまたよい雰囲気を醸し出しています。
未だに計算機がそろばんだったことに感激というか、憧れを覚えたほど…。
鳥居さんのお醤油はもちろんのこと、
その他おすすめのこだわり調味料たちがずらりと並んでいます。
ちなみに、この町、ドラマ化もされたそうで知っておられる方も多いかもしれませんが、
『花嫁のれん』というのが文化として残っているそうです。
能登では花嫁が嫁入りの時に「花嫁のれん」を持参する風習があり、
毎年GWから母の日にかけて、
鳥居さんが大いに携わっている「花嫁のれん展」というものも催されているそうです。
その影響があるのかないのか、嫁の役割がすごく大きそうだなーと感じたのが、
こちらの鳥居醤油店、先祖代々、女性が醤油づくりを継承してきているのだとか。
今の正子さんで3代目。
そんな正子さんに醤油作りの現場を見せてもらいました!
国産のものだけを使った、機械に頼らない、愛情たっぷりのお醤油
石川県産の大豆から小麦から、地元のもとを使うことにこだわられています。

ちょうど訪れたこの日は作業をされていない日でしたが、
すごく詳しく説明をしてくださり、生醤油の味見までさせてくださいました。
大豆を煮る釜。
この手前の黄色いバケツで湯がいた時の灰汁を取り除いていきます。
そして炒った小麦を粉砕して、
ふっくら炊きあがった大豆と合わせたら、
麹菌を振りまいて…
麹蓋という木枠に均一に混ぜられたものを敷いて、
室で寝かせて、それを4日間毎日、手で丁寧に混ぜます。
その後は杉桶にできあがった「もろみ」を入れて、
2年間発酵熟成させます。
醸されています。
そしたら、あとは最終段階!
槽というこちらの機械で、生醤油を絞っていくわけです。
ゆっくりと時間をかけてつくられているからこそ出るやさしい、
ほんのりと口にひろがるおいしさ!
そしてこれを火入れして販売されているんですが、
もちろん瓶詰めからラベル貼りもすべて手仕事。
作り手の方から教わる、醤油のすべて。
生産者の方とつながるって、本当に大切な事だなあと改めて感じた旅でした。
その後は寒い日だったということで、
珈琲を入れてくださり、暖炉を囲んでおしゃべりタイム。
はじめて出会ったばかりなのに、こういうことができるって素敵だ〜。
ちなみに正子さんに、こちらのお店も紹介していただいたのです。
参照:[石川]障がいのある人もない人も一緒に明るくたのしく暮らせる場所づくりをする団体運営のカフェに行ってきた
繋がりが繋がりを生んで…
購入したお醤油もすごくおいしくいただいて、
またぜひ遊びにいきたいお醤油やさんでした。
七尾方面に行かれる際はぜひ立ち寄ってみてください。
一本杉通りがおもしろい!そんな場所にある「鳥居醤油店」の詳細はこちらから
今回は一本杉通りにあまり触れられなかったですが、
実は日本の田舎では昨今、めずらしいのでは?と思うほど楽しい商店街だったりします。
詳しい内容はこちらのページがわかりやすくてオススメ。
さ、それでは鳥居さんとこの詳細をば。
『鳥居醤油店』
[住所]〒926-0806 石川県七尾市一本杉町29
[電話番号]0767-52-036
[営業時間]
9:00~18:30
[定休日]なし
ですが、行かれる前に念のため電話を一本いれておくことをおすすめします!
今回は紹介できていないですが、
もろみをつかったアイスやチーズケーキなんかもあるようなので、
ぜひこれを機に醤油の世界にハマってみては?
ゆくゆくは醤油も手作りできたらいいなあ、なんて思う今日この頃。
でもこういう素敵な生産者の方とも繋がり続けたいなあ。
それでは!