[高知]甘味と旨味がぎゅっと濃縮!自然も人も喜ぶ、おいしいみかんを求めてこんなところに行ってきました!




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こんばんは。せいかです。

冬といえば、こたつで「みかん」!そうそう、これこれ!
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…なんて方も多いと思いますが、そんな「みかん」について考えた事ありますか?

みかんに限らず、スーパーなど一般的な市場に出回る野菜や果樹は農薬や化学肥料を使った慣行栽培という農法がまだまだ主流です。

福島での原発事故が起きてから、線量を気にする方は増えたのですが、農薬もそれに匹敵するくらい人体はもちろんのこと、自然に対しても有害なものです。

その作物を栽培する土だけで終わらず、やがては川、そして海へと流れていく。

ならば、土を守ることが、未来を繋ぐってことだと私は思っています。

今日聞いて驚いたのは、みかん栽培においての農薬使用限度回数がなんと50回ほどまで許されているんだとか。

農薬を使っていると言われたとしても、これだけ使っていると思っている方はいないと思いますが、さすがにこの数字、誰が聞いたってゾッとしますよね。

そこで、自分たちは自然にも人にもよいものを作ろうと試行錯誤しながら自然栽培でみかんを栽培されているNPO法人 しあわせみかん山」へ行ってきました。
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わたしが「しあわせみかん山」を知ることになったきっかけ



以前短期でアルバイトをしていた香川のとある柑橘農家さんで柑橘果樹園について話していたときに、自然栽培で高知県でみかんを栽培しているところがあるよ、と。

ずっとそれ以降気になっていて、高知市内で、毎週土曜日開かれるオーガニックマーケットに出店しておられ、そこで食べたドライみかんが本当に美味しくて、
ぜひみかんも食べてみたいなーと思っていたけれども、サポーターになるには定住地がなかったので、それも断念していました。

しかしそんなときに、収穫の人員募集という宣伝を見かけて、すぐさまメールで連絡をとり、念願のみかん畑に行ってきたというわけです。

本日の作業報告をば!



耕作放棄されようとしていた場所を引き継いで、自然栽培という肥料と農薬を一切やらないという農法でみかんを栽培されています。

しかも、『奇跡のリンゴ』で一躍有名になった木村秋則さん直々の指導が入っているということで、そのお話もたくさん聞かせていただきました。



映画化もされています。

奇跡のリンゴ DVD(2枚組)
阿部サダヲ
東宝
2013-12-20


そんな今日は代表の未来さんとスタッフのりょうさん、そしてネパールから柑橘栽培を学びにきたという学生さんとの活動でした!

午前中はみかんの収穫。
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ゆずの収穫を本山町でやったあとのことだったので、やりやすさに感激。
ゆずの収穫は鋭いトゲがあるので、収穫中何度あちこちを刺された事か…

ひたすらにせっせと挟みで2段階にへたの部分をカットし、コンテナに摘んだみかんを入れていきます。
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久しぶりの農作業で、太陽を浴びて私もさらに元気になりましたー。
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途中、休憩時間に食べたみかんがそれはそれは美味しいこと。

他のみかんに比べて皮が分厚く、でも口にしつこく残るわけでもない。

味もほどよい感じに酸味が残っていつつも、甘味と旨味が濃い。

なんというか、生命力のある「みかん」。

こりゃ、おいしいドライみかんもできるわけだと納得しました。

未来さんもりょうさんも口を揃えていうのは、剪定が何よりも大切なんだと。

肥料も農薬もやらないから、剪定がすべてを決める。

その剪定方法を木村さんが伝授したそうなんですが、通常だと収量を気にして、そこまでバッサリ刈り込めないのが当たり前なんですが、3年後、5年後になってくると実のつき方がだんだんと変わってくるんだそう。
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これがその「しあわせみかん山」のみかんの木。

葉脈と同じ形のように剪定をすることを心がけていて、なんとこの地上部分に出ている姿形って、根っこもまったく同じ形をしているんだとか!

これは面白い。

その剪定教室を行われた時のことが詳しく記事にして更新されていたので、気になる方はぜひご覧くださいませ!

参照: 木村秋則さんの剪定教室/しあわせみかん山

自然栽培や自然農をしている人から共通して教えてもらえることって、やりはじめた1年目ってやっぱり自然も新しい環境に順応しようと頑張っているけれど、そこにエネルギーを使っていて、なかなか実を成らしてくれないので収量にはつながらない。

でも信念もって諦めずにやっていると、やがては結果をみせてくれる。

もちろん甘いことばかりではないけれど。

すごく未来さんともりょうさんとも話していて学びが多かったです。

それから私も実際に剪定方法習ってみたいかも、と思ったのでした。

午後からは選別作業と某企業の視察が入っていたので、私もちゃっかり参加!


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工房が予算削減のため、こうなったというのですが、竹がすごくいい雰囲気を醸し出していて、そこでプレゼンも行われて、私もお話を聞いて、実際に畑の説明を聞いたりしました。

視察の最後には生絞りみかんジュースをつくりました。
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使っている機械はこちら。
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本山町の方が作られたというこちらの品。

通常だと刃は下についているそうなんですが、子どもたちも使うので、これは上についているんだとか。

そして絞ったみかんジュース。
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色が淡いオレンジで綺麗!

味もやさしい甘さにこれまた癒されたのでした。

その後は、選別作業で、選別前にみかんを拭く作業をしていました。
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ちなみにこちらのみかんは非売品。

え?じゃあどうやったらここのみかんを食べられるの?って思いますよね。

食べたい人が生産者が潰れないように支援するサービス『手つなぎ流通プロジェクト』



すべてサポーター登録をしてのサービスとしての提供になるようです。

個人だと1口 = 5,000円〜の募集で、今年から企業としてのサポーターも募集しておられます。

必ず毎年このみかんが決まった分量を送られるというわけではなく、どちらかというと、この農家さんを直接倒れないように支援する、という形に近い印象を受けました。

なので、サポーターになった方に対しては、

1.栽培しながら生まれたストーリーを定期的に通信として発信
2.収穫期になると、これらのみかんをその年の収量に応じてギフトセットを送る
3.交流会やイベントなどへの招待

…等が特典としてあるようです。

やはり自然を相手に、農薬肥料を一切使わずにやるので、昨年は特にカメムシの被害がひどく、みかんとして出荷が厳しく、みかんジュースとしてギフトセットを送ったそうです。

通常のみかん農家さんであれば、かなりの赤字になって終わるのでしょうが、そこまでしてでも環境にやさしいことをしたいと思う農家さんと、それを応援したいと思う消費者とが繋がって、成り立っているのでした。

そういえば、そんな話、以前勤めていたところの社長も話していたなあ。

自然栽培や自然農でやるのは収量がどうしても限られてきます。

でもそういう自然にやさしい農法を応援したいし、そういう商品を買いたいけれど、なかなか出回っていないのが現状としてあります。

そこで、その農家さんの商品に対してももちろん代金を支払うけれども、不作でまったくダメだったときでも、同じ金額ではないにしろ、応援するといった意味で代金を支払う。

こういう制度があちこちで展開されているようなのです。

生産者がそこの消費者の気持ちを踏みにじるようなことをしたら一瞬で崩壊するものですが、そこは本当に信頼する生産者だと思える人だと消費者が信じているから成り立っているのでしょう。

まさに新しい販売ルートというか、NPO法人 しあわせみかん山」は、このシステムを『手つなぎ流通プロジェクト』と称しています。

おそらくこのシステム、賛否両論はっきり別れると思います。

でも私個人としてはこういう農家さんが増えてほしいし、そういう意味でもやはりお金の使い道はしっかり考えた上で使いたい。

what you buy is what you vote.

と言った人がいますが、自分が支払ったものっていうのはその企業を支援すること。

そのことを肝に銘じながら、お金にあそばされないように、気がついたら大事なものを失っていないようにしたいものです。

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それでは、また!



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ABOUTこの記事をかいた人

91年滋賀県生まれ。本山町地域おこし協力隊、 猟師見習い、フォトグラファー、ライターやってます。 カナダに永住する予定が、高知に移住し、山師の夫と結婚。0歳の息子と3人で山暮らし。 自分らで切った木で家をセルフビルドするのが直近の目標!