スポンサーリンク
こんばんは。せいかです。
能登は本当に面白い人が集まっている場所だなあ、と感じたのですが、ここもまたそのひとつで、また訪れたい場所でもあります。
破格の300円という値段で最高の思い出とお土産ができちゃいます!
今回の和紙漉き体験でお世話になったのは、「能登仁行和紙」の工房。
川を渡った向こう側に、ポツンと見えるところが工房になっており、煙がモクモク出ていました。
家族で伝承されていく紙漉きの技術。
今回おしえてくださったのは、息子さんの遠見和之さんという方。
こちらの雰囲気がまたたまらなく素敵なのです。
到着するやいなや、まず何を作りたいかを決めます。
ランチョンマット、はがき、もしくは色紙のいずれかから選べます。
はがきは以前、高知県で紙漉体験をしたときに作ったので、今回はそれとはちがう、ランチョンマットを作ることにしました。
そうして決めた後は、「ではまず和紙に漉き込む花を摘みましょう」と。
なんてわくわくするお誘い!
…というわけで外へ出ます。
遠見さんがされている畑から草花を採取します。
ちょうど秋も終わりを迎えているころではありますが、紅葉も一緒に漉き込めるのはなんとも嬉しいこと!
これらを使ってこれから作品をつくり出します!
というわけで実際に紙漉体験スタート!

まずは木枠にたっぷりの紙となる原料をすくいます。
これがなかなかの重量!
ですが、ここでモタモタしている暇はなく、余分な水は振り落とします。
それが終われば、また上から紙の原料となるものをかけて、草花を閉じ込めていきます。
ちなみに私が漉いたのはこちら。
いつもこう、物語が生まれてきそうな感じにしたくなるくせがあるなあと気づくのでした。
体験はここで終了。
その後は、遠見さんが乾燥作業をしてくれて、あとから作ったものは郵送してくださいます。
ちなみに数日後送られてきた私の作品はこんな感じに仕上がりました。
やはり色は落ちるけど、私にしたら上出来でしょう。笑
そして、その後も紙の世界にどっぷりハマる
一体、教えてくださった遠見さんが普段どのような作品を作っておられるのか気になって仕方なかったので、訪ねてみると、商品として扱っている作品を見せてくださいました。
その中でも何度見ても魅了されてしまうものがありました。
杉皮を一緒に漉き込んだという和紙。
冊子になっていて、10ページ弱での構成なのですが、最後2ページの力強さがすごくて、ずっとこの冊子を見つめてしまっていました。
主には天井や壁に使ったりするようで、そのサンプルとして扱っているとのことでした。
さらには、紅花やもみじ、魚のうろこや小豆などを一緒に漉き込んだ和紙も見せてもらい、その和紙が管理されている部屋がまたまた素敵なこと!
もうかなり古いそうですが、和紙の中に草花が一緒に漉き込まれており、なんだかすごいエネルギーをもらえる部屋でした。
どの和紙をみても、漉き込み具合が優しくてすごく漉く人の人柄が出ているなあと感じたのでした。
和紙もそうですが、遠見さんの人柄が本当に素敵で、すごく体験している間も心地よい雰囲気の中、素晴らしい体験をさせていただきました。
遠見さんが漉いた作品の一部はこちらのページの下部で購入ができます!
桜貝や草花を使ったものから、杉皮を使った作品の購入が可能なようです。
そんな能登での紙漉体験希望の方、こちらをご覧ください!
「能登仁行和紙」
[住所]石川県輪島市三井町仁行
[電話番号]0768-26-1314
[体験料]和紙紙漉体験 300円
やはりものづくりは、自分の手でやってこそ面白さがわかるなあと感じた今回の旅。
とりあえず手軽にできる牛乳パックとか新聞使って、自作してみようかなと思ったり。
というわけで、こちらの体験、本当におすすめなので、北陸行かれる方はぜひぜひお試しくださいませー!
ではまた!